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今回はラッコサーバーをご紹介します。
ラッコサーバーというのはレンタルサーバーの一つです。
私も最近ラッコサーバーに引っ越しました。
引っ越した理由は次の3つです。
- WAFが使える
- サイトが育っても大量アクセスに耐えられる
- 低価格で利用できる
今回は上記の点に関する解説と、ラッコサーバーの料金やプラン内容の大まかな解説をしていきます。
なお当ブログではラッコサーバー以外の多くのレンタルサーバーの比較記事も執筆しています。レンタルサーバーをご検討の際はそちらもご覧ください。
●レンタルサーバーの選び方【初めてのレンタルサーバーを決めるための予備知識】
ラッコサーバーのプラン内容
ラッコサーバーのプラン内容を下の表で示します。
ただしこの表を見ていきなりラッコサーバーの特徴がわかるということはないと思いますので、重要なところをこれからの節で解説していきます。
主な解説項目は
- WAFについて
- 大量アクセスに耐えられるかどうかについて
- 価格について
この3つを主体に解説します。そのほかの仕様項目の見方などに関する解説は次の記事で詳細に行っているので、よろしければご確認ください。
●レンタルサーバーの選び方【初めてのレンタルサーバーを決めるための予備知識】
プラン | RK1 | RK2 | RK3 |
月額 | 440円 | 990円 | 1,980円 |
VCPU | 1 | 6 | 10 |
メモリ | 2GB | 8GB | 18GB |
ディスク容量 | 100GB | 400GB | 600GB |
ストレージタイプ | SSD | SSD | SSD |
転送量上限 | 6TB/月 | 24TB/月 | 36TB/月 |
独自ドメイン | 1個 | 無制限 | 無制限 |
データベース | MariaDB 無制限 | MariaDB 無制限 | MariaDB 無制限 |
http/3 | ○ | ○ | ○ |
無料独自SSL | ○ | ○ | ○ |
バックアップ | 自動30日 | 自動30日 | 自動30日 |
Webサーバー | LiteSpeed | LiteSpeed | LiteSpeed |
サポート | 専用フォーム | 専用フォーム | 専用フォーム |
個人のブログで利用するのはRK1とRK2プラン
個人が通常利用するならRK1とRK2プランでほぼ不足することはないです。
プランごとの目安PVは次のようになっています。
- RK1:50万PV/月
- RK2:500万PV/月
- RK3:1000万PV/月
正直一番下のRK1で不足になるくらいPVが伸びたら個人ブログとしては大成功でしょう。RK1プランでスペック不足になるくらいサイトが育ってほしいものです。
複数ブログを運営するためにRK2プランにしたとしても、3つサイトを運営して一つ一つのサイトが月30万PVになってもRK2プラン一つで大量アクセスに耐えられそうですね。
ちなみにRK1プランは利用できるドメインが一つだけなので、基本的に一つのブログ(独自ドメイン)しか運営できません。複数ブログを運営したいならRK2プランを選択することになります。
VCPUとメモリ
VCPUとメモリはPCのCPUとメモリのようなものです。メモリはわかりやすいですが、VCPUの「V」は何なのかというと、virtual(ヴァーチャル)の「V」です。
Linuxなどを触っていると仮想化技術というのが出てくるのですが、一つのOS(親)の中にもう一つのOS(子)をインストールすることができます。このときの子に相当するOSには、仮想的なCPUが親のOSから貸し出されます。
仮想的なCPUは親のプロセスで動いているのですが、中身は親のCPUから独立して子のOSの処理を実行します。このような関係を持っているのがVCPUです。つまりレンタルサーバーのプラン一つの契約に対して割り当てられる仮想的な(ヴァーチャルな)CPUというのがVCPUです。
一般のPCと同じようにVCPUとメモリは多い方が同時アクセスに耐えることができます。
ラッコサーバーではVCPUとメモリのプランごとの使用量が公式ページに記載されています。
さらにプランごとの目安のPV数も記載されているので、どこまでサイトが育ったらプラン変更すればいいのかわかりやすいですね。
WAFが使える
私は過去に様々なレンタルサーバーの比較を行いました。
このうち、月300円程度の格安レンタルサーバーと月600円程度の料金が「中」程度のレンタルサーバーで何が違うのか調査しました。
すると「中」程度のレンタルサーバーにあって、格安レンタルサーバーにないものは「WAF」であることがわかりました。
WAFというのはWeb Application Firewallの略で、サーバーのアプリケーションそのものを防御する仕組みです。
WAFはアプリケーションの中身に対する攻撃からサーバーを守ります。WordPressもWebサーバーのLiteSpeedも結局は何らかのプログラム(アプリケーション)なので、脆弱性が必ず生まれます。そこを守るのがWAFです。
WordPressのセキュリティ系プラグインでもある程度サイトを守ることはできますが、通信内容そのものをチェックするにはWAFが必要になるので、ここが無いというのはやはり不安です。
ラッコサーバーへの引っ越しを決めたのはWAFが利用可能という点でした。
ではラッコサーバーのWAFには何が使われているのでしょうか。ラッコサーバーのWAFは「Imunify360」が使われています。
また、ブルートフォースアタックやDOS攻撃など、あらゆるサイバー攻撃からAIなど最新の技術でご利用のサーバーを自動で全方位360度守ります。
GMOクラウドアカデミー, あらゆる攻撃からWeb サーバーを守るAI 搭載完全自動化セキュリティ 「Imunify360」とは
WAFだけではなく、IDS・IPS機能もついています。サーバーを対象とした全方位的なセキュリティ製品です。
WAFが使えるレンタルサーバーは料金「中」以上のレンタルサーバーでは珍しくありません。
しかしながら後述する「同時アクセス」に強いWebサーバーである「LiteSpeed」が使えて、「ドメイン永久無料特典」が前提ではないレンタルサーバーという視点ではラッコサーバーが最高のコスパとなります。
同時アクセスに強いLiteSpeed採用
Webサーバーというのはサイトにアクセスがあったらサーバーのデータから記事のHTMLを作ってアクセス元に記事を送信するサーバーです。
主なWebサーバーは次の3つです。
- Apache
- Nginx
- LiteSpeed
ApacheよりNginx、NginxよりLiteSpeedの方が高速に動作し、同時アクセスに強いと言われています。下の表はこれら3つのWebサーバーの一秒当たりの処理できたリクエスト数とデータ量の実験データです。
Server | Requests / Sec | MB / Sec |
LiteSpeed | 69618.5 | 270.38 |
Nginx | 6025.3 | 24.5 |
Apache | 826.5 | 3.08 |
ラッコサーバーではLiteSpeedを採用しています。
このため同時アクセスに強いサーバーと言えます。
この点もラッコサーバーに引っ越した要因です。
ドメイン永久無料特典が前提ではない分類では最高のコスパ
国内シェアNo.1のレンタルサーバーはエックスサーバーです。以下は国内のレンタルサーバーのシェアのベスト3です。
レンタルサーバー | シェア |
エックスサーバー | 14.68% |
ロリポップ! | 14.15% |
さくらのレンタルサーバ | 13.56% |
このエックスサーバーで使われているWebサーバーがNginxです。このため大手での採用実績という視点で、最低でもWebサーバーにはNginx以上を採用していた方がサイトが育ってからも安心です。
さらに最近はドメイン永久無料特典のあるレンタルサーバーが多くあります。
レンタルサーバーを申し込むと対象の「.com」などのドメインが一つか二つ取得・更新無料となるサービスです。
なぜNginxとドメイン無料特典の話をしたかというと、料金「中」程度のレンタルサーバーでNginx以上のWebサーバーを採用していて、WAFが使えるレンタルサーバーとなるとラッコサーバーかコアサーバーのV2プランぐらいしかないのです。
コアサーバーのV2プランの概要は次のようになります。
プラン | V2 CORE-X | V2 CORE-Y | V2 CORE-Z |
WAF | ○ | ○ | ○ |
IDS・IPS | ○ | ○ | ○ |
ドメイン永久無料 | 1つ | 1つ | 1つ |
月額 | 528円 | 858円 | 2,178円 |
V-CPU | 3 | 6 | 12 |
メモリ | 6GB | 9GB | 12GB |
ディスク容量 | 300GB | 500GB | 800GB |
ストレージタイプ | NVMe SSD※1 | NVMe SSD※1 | NVMe SSD※1 |
転送量上限 | 10TB/月 | 20TB/月 | 30TB/月 |
独自ドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
データベース | MariaDB 無制限 | MariaDB 無制限 | MariaDB 無制限 |
http/2, http/3 | ○ | ○ | ○ |
無料独自SSL Let’s Encrypt | ○※2 | ○※2 | ○※2 |
バックアップ | 自動3日 | 自動15日 | 自動15日 |
Webサーバー | LiteSpeed | LiteSpeed | LiteSpeed |
サポート | チャット、メール | チャット、メール | チャット、メール、電話 |
ちなみにコアサーバーV2プランのWAFはimunify360となっています。
V2プランでは「Imunify360」という最新セキュリティソフトを導入しており、サイトの脆弱性を突いた攻撃を防ぐことが可能です。
Value-note, コアサーバーのV1・V2プランの違いとは?評判や料金について徹底比較
コアサーバーV2プランの一番下のCORE-Xプランの月額は528円程度となります。
ラッコサーバーのRK1プランが月額440円程度なので一見ラッコサーバーに軍配が上がりそうなのですが、コアサーバーV2プランにはドメイン永久無料特典が付き、ドメインが一つ無料となります。
●同時申込みでドメイン更新費永久無料+サーバー初期費用も無料!
このドメイン無料特典を利用するとコアサーバーのCORE-Xプランはドメイン管理費用がレンタルサーバー代に含まれるので、見かけ上レンタルサーバー代が次のようになります。
- 「.com」の場合:月額409円
- 「.jp」の場合:月額269円
●コアサーバーV2プランのドメイン無料特典を利用した場合の見かけのレンタルサーバー代
このことからコスパだけ見るとCORE-Xプランが最安値となるのですが、これはあくまでドメイン無料特典を利用する場合の話となります。
レンタルサーバーを利用しようとするとき、ドメイン無料特典を利用したくない場合が一つだけあります。それは「レンタルサーバーの引っ越し」のときです。
レンタルサーバーの引っ越しでは、「かんたん引っ越しツール」が使える場合があり、使えると非常に簡単にWordPressブログのレンタルサーバーの引っ越しができます。
●レンタルサーバーの引っ越し【かんたん引っ越しツールを活用しよう】
しかしながらこの機能では「ドメインの移管」ができません。
ドメイン無料特典を利用するにはドメインを対象のレンタルサーバーのドメイン管理サービスに移管する必要があります。つまりコアサーバーV2プランに引っ越しをして、ドメイン無料特典を受けるには基本的にドメインを移管する必要があり、複雑な手続きを踏む必要があります。
こういうとき、ドメイン管理会社は変更せずにネームサーバーの切り替えだけで対処出来たら引っ越しは簡単になります。
ラッコサーバーはまさしくそのような用途で最適なレンタルサーバーです。
ラッコサーバーにはドメイン無料特典が含まれていないため、レンタルサーバー代だけの契約ができます。
つまりレンタルサーバーだけ変更したいときはコアサーバーV2プランだと最低料金の528円程度を支払う必要がありますし、見かけのレンタルサーバー代も下がりません。
しかしラッコサーバーなら月額440円程度で利用可能となります。このときラッコサーバーは最高のコスパとなります。
私がラッコサーバーに引っ越しを決めたのはこの点が決め手でした。
まとめ【ラッコサーバーはWAFが使えてコスパが良い】
ラッコサーバーはWAFが使えてLiteSpeedが使えるセキュリティ対策と同時アクセス対策ができるレンタルサーバーです。
コスパでは様々なレンタルサーバーのうちの二番手くらいで、レンタルサーバーの引っ越しと特に相性が良いです。
今のレンタルサーバーより高機能なレンタルサーバーに引っ越ししたいというときは一考の価値ありです。
高機能で比較的低価格から利用できるレンタルサーバーです
当ブログ(シルルスのコードおきば)ではラッコサーバー関係の記事を他にも執筆しています。参考になりましたら幸いです。
●ラッコサーバーでDMARCをドメインのメールに設定する手順
●ラッコサーバーでかんたんブログスタートを使う【本当に簡単です】
●ラッコサーバーでかんたんブログスタートを利用しないブログの始め方