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当ブログでレンタルサーバー関係の記事が蓄積してきました。それに伴い私(シルルス)の知見も深まってきたので、ここでレンタルサーバーの選び方を初心者向けにまとめることにしました。
結局私はブログを始める時、どのレンタルサーバーを選べばよかったのか。それを知識がある現在の私がサポートする感覚で書いていきます。
とはいえ、
「これを選んでおけば大丈夫」というおすすめの仕方はしません。
初心者向けにいくつかのレンタルサーバーを紹介しますが、結局予算と機能のどこを狙うかというのは、その人次第だと思ったからです。お金がないならこれがおすすめ、お金があるならこれがおすすめ。そういう場合分けで紹介していくので、その中からご自身に一番ちょうどよさそうな方針を選んでいただく、というスタンスで行きます。
とりあえず高いレンタルサーバーを選んでおけば間違いない
多くのブログでよくおすすめとして出てくるのは次の二つだと思います。
と
この二つです。
この二つのレンタルサーバーは月額1000円程度の比較的高額な部類のレンタルサーバーとなります。この二つが様々なブログでおすすめに紹介されます。
色々と裏の事情はあると思います。高いレンタルサーバーの方がアフィリエイトの報酬単価が高いからそれだけ多く紹介されるとか、レンタルサーバー運営会社のブログの方が一般ブログより検索で上位表示されやすいとか。
しかしこういう裏事情を考慮しても、次の点で高いレンタルサーバーにしておけば後々間違いはありません。
高いレンタルサーバーであるほど機能が充実しているので、安定性・速度・セキュリティで間違いがない
とはいえ、自分で色々と考慮して選びたいということもあるかと思います。今回はレンタルサーバーの機能を多くの項目で解説して、まずはレンタルサーバーの仕様や機能を読めるようにします。
その後価格でレンタルサーバーを3つのグループに分けて、どこまでの機能を考慮するのかという視点でレンタルサーバーを解説していきます。
安さと機能のトレードオフのどこを選ぶかが重要
トレードオフというのは「あちらを立てればこちらが立たず」という考え方です。安さを追求すると機能が犠牲になります。機能を追求すると安さが犠牲になります。どちらも追及すると中途半端な結末となります。
これからいくつかの評価項目を紹介するので、それを踏まえてどこを狙うのかご自身で考えてみましょう。
レンタルサーバー選びの比較項目
これから多くの比較項目を述べていきます。まずはそれを頭に入れましょう。主にサーバースペックを読めるようにするための内容となります。
ディスク容量・転送量・サイト高速表示
この基準は次の記事で述べています。詳しくはこちらをご覧ください。
簡単に言うと次のようになります。
- ディスク容量:記事本体と画像などのデータをどれだけサーバーに保存できるか(50GBもあれば十分)
- 転送量:サーバーが訪問者に送る記事のデータの量の合計(5GB/日、150GB/月くらいで単純計算で30万アクセスくらいには対応できる。ただしWebサーバーの種類・VCPU・メモリの量で対応できるかどうかは変わる)
- サイト高速表示:サイトを高速に表示できるかどうか。サイト表示速度が遅いと検索順位で不利になる可能性がある。Webサーバーの種類などで変わる
サイト高速化
サイト表示速度が遅いと検索順位が下がる可能性があるので、サイトが高速に表示されるかどうかはそこそこ重要です。なぜそこそこかというと、よほど遅くなければ影響はあまりないからです。詳細はこちらをご覧ください。
しかしよほど遅いと大変なので速いに越したことはありません。サイト高速化で重要なのは主に次の3点です。
- サーバ—ストレージはSSD
- http/2あるいはhttp/3対応
- WebサーバーにNginx、またはLiteSpeed、あるいはApacheでモジュール版PHPかFastCGI
今ではほとんどのレンタルサーバーでストレージはSSDになっています。HDDだと遅いので最低でもSSD、NVMeタイプのSSDはさらに速いです。
またhttp/2やhttp/3はSSL通信を効率化してページ表示速度を上げる仕組みです。SSLについては後に解説します。
Webサーバーについてはこの後解説します。
Webサーバーの種類
ディスク容量と転送量はわかりやすいですが、Webサーバーについて軽くお話しします。
Webサーバーというのはサーバーにアクセスがあったときにアクセス元に記事を送るプログラムです。レンタルサーバーというのは、記事本体をレンタルサーバーに保存しておいて、それをWordPressというプログラムで記事の見た目に加工して、それをサーバーにアクセスしてきた人に送信することで、アクセスしてきた人に記事ページが表示される仕組みです。
このアクセスの受け付けと送信を担当するのがWebサーバーというプログラムなのですが、主に次の3つの種類があります。
- Apache
- Nginx
- LiteSpeed
ApacheよりもNginx、NginxよりLiteSpeedの方が、高速・同時アクセスに強いと言われています。転送量のところで単純に30万アクセス対応などと言いましたが、性能の低いWebサーバーだと同時アクセスに弱いので、サイトが人気になってから同時アクセスに耐えられるかどうかは若干不安ではあります。
例えば月間PV数を公開しているこちらのブログでは月間26万PVでエックスサーバーが問題なく処理しているようですので、月30万アクセスまでサイトが育ってもエックスサーバーくらいのスペックなら処理できそうです。
yuji blig., ●エックスサーバーのデメリットは?3年使ってみた感想と本音
エックスサーバーのWebサーバーはNginxですから、Apacheで月30万アクセス処理できるかは微妙ですが、LiteSpeedではなく、Nginxでも30万アクセスくらいは処理できると考えてよいでしょう。Nginxについてはこちらもご覧ください。
なおApacheでもモジュール版PHPかFastCGIという仕組みが使えれば高速です。ただし同時アクセス対策などではNginxやLiteSpeedに軍配が上がります。
以下の表はLiteSpeed、Nginx、ApacheでWordPressサイトを対象とした実験結果です。
Server | Requests / Sec | MB / Sec |
LiteSpeed | 69618.5 | 270.38 |
Nginx | 6025.3 | 24.5 |
Apache | 826.5 | 3.08 |
Requests / Secが一秒あたりに処理できたリクエスト数、MB / Secがやり取りできたデータ量だと思われます。
LiteSpeedの性能の高さが際立っています。
VCPUとメモリ
サイトの高速・同時アクセスに対応するためにはVCPUとメモリも重要な要素です。というのもスペックの低いパソコンでたくさんのアプリを立ち上げることを想像してみてください。
画面が固まって、なかなかアプリが開けなくなりますよね。これと同じ現象がVCPUとメモリが少ないサーバーで発生する可能性があります。
VCPUとメモリは契約したプランにレンタルサーバーで割り当てられるCPU(厳密なCPUではなく、V:ヴァーチャルな仮想的なCPU)とメモリと考えてよいです。多い方が良いですし、ちゃんとサーバーの機能欄にVCPUの数とメモリが記載せれていたほうが安心です。
ではどのくらいVCPUとメモリがあればよいのか、という点が気になりますよね。一概には言えませんが、ラッコサーバーにはVCPUとメモリに対するPVの目安が掲載されているのでそれを参考にしてみます。
- VCPU 1個、メモリ2GB:50万PV/月
- VCPU 6個、メモリ8GB:500万PV/月
Webサーバーが高速・同時アクセスに強いLiteSpeedの情報になりますが、Nginxでも30万PVをさばけることから、Nginxでもこのくらいの目安で良いと思います。
月30万PVとなれば個人ブログでは大成功の部類です。エックスサーバーの一番下のスタンダードプランでもVCPU 6個、メモリ8GBなので500万PV/月くらいはさばけることになり、やや過剰くらいかもしれませんね。過剰くらいの方が余裕があるのでサイトが安定するでしょうけど。
ただしWebサーバーがXserverがNginx、ラッコサーバーがLiteSpeedなので、この差は多少あると思います。
またラッコサーバーとサーバー能力が似ているコアサーバーV2プランの一番下のCORE-XプランではVCPUが3個、メモリ6GBとなっています。単純に考えてラッコサーバーのRK1プランの3倍ですから、150万PVくらいさばけそうですね。
セキュリティ対策
サイトがハッカーの標的にされたときに、サイトを守るという点でセキュリティは重要です。最低でも次の項目は備えてあったほうがよいでしょう。
- SSL対応:ほとんどのレンタルサーバーでは無料のSSLが使える。
- WAF対応:ウェブアプリケーションファイアウォールのこと。サーバーアプリの中身までガードする。
- IDS・IPS対応:ネットワークの通信量などで異常があればガードする。
SSLについてはこちらをご覧ください。
WAF、IDS・IPSについてはこちらをご覧ください。
簡単に説明すると、SSLというのはサイトの所有者であるかどうかの証明です。ハッカーはサイトをコピーして、URLもコピーしてそれを公開できたりします。いわゆるなりすましです。これはSSLという仕組みでそのサイトの所有者かどうか認証することで防ぐことができます。
次にWAF、IDS・IPS。これはWAFがサーバー上のアプリケーションの脆弱性をガードする、IDS・IPSがネットワークの通信の質でガードするというということです。
サーバー上では何らかのアプリケーションを利用して通信を行います。NginxとかWordPressとかはプログラムなのでアプリケーションです。プログラムである以上脆弱性は必ず存在し、そこをハッカーは狙ってきます。そういうアプリケーションを守るのがWAFです。
それ以外の通信自体の質、例えば異常な通信量を検知するなどの機能がIDS・IPSとなります。検知したら管理者に知らせるだけなのがIDS、自動的に通信を遮断したりするのがIPSです。
バックアップ機能
WordPressを利用していてサイトをいじっていると、どうにも元に戻せないようなカスタマイズをしてしまうことがあります。
そういうときに自動バックアップ機能がついているレンタルサーバーなら、バックアップからサイトのデータそのものをまるっと元に戻せるので安心です。
各レンタルサーバーのバックアップについてはこちらをご覧ください。
独自ドメインとデータベースの数
独自ドメイン無制限、データベース無制限、などと機能一覧に書かれていることがありますが、その意味も読めるようにしておいた方がいいでしょう。
簡単に言うと、契約したプランで複数のURLのサイトを作りたいときにいくつまでサイトを作れるかというのが独自ドメインの数です。
またWordPressはMySQLなどのデータベースを利用するので、基本的に一つのWordPressブログに対して一つのデータベースを必要とします。
例えば独自ドメインが5個、データベース(MySQLやMariaDB)が3個使えるプランがあった場合、それぞれ異なる独自ドメインのWordPressブログは3つ作れます。ついでに独自ドメインを利用したWordPressではない普通のホームページがプラス2つ作れます。合計のドメイン数は5個です。
とはいえ、一つのプランに割り当てられたサーバーのリソース(転送量上限やVCPU、メモリなど)は限りがあるので、複数サイトを運営すればそれだけ一つのサイトに割り当てられるリソースは減少します。最終的に合計でどのくらいの月間PVを目指すのかなど、よく考えてから複数ブログを運営したほうがよいでしょう。
データベースに関してはこちらもご覧ください。
●MySQLとWordPress【複数ブログを一つのサーバーで】
独自ドメイン【サーバーとセットで永年無料かドメインだけ別に契約するか】
主に高性能なレンタルサーバーでのサービスとなりますが、サーバーを契約すると対象の独自ドメインが一つ、あるいは二つ無料で取得・更新できることがあります。ドメインをレンタルサーバーと同じ会社で管理するので、ブログに独自ドメインを設定するのが簡単です。
それとは別にドメインをレンタルサーバーと別の会社で管理することもできます。ドメイン取得・管理サービスについてはこちらもご覧ください。
独自ドメイン永年無料サービスを利用すればドメインをサーバーと別に契約するよりトータルの費用は安くなります。しかしレンタルサーバーの引っ越しのとき大変ではあります。
レンタルサーバーを引っ越す際、各レンタルサーバー会社で簡単引っ越しツールが提供されていることが多いです。
●レンタルサーバーの引っ越し【かんたん引っ越しツールを活用しよう】
WordPressのログイン情報とサイトURLだけで簡単に10分程度で引っ越しできるのですが、この機能はドメインとレンタルサーバーを別の会社で管理しているのが前提の機能なので、独自ドメイン永年無料を利用しているときはドメインの移管が必要になる場合があります。簡単引っ越し機能は引っ越しが成功した後でドメイン管理会社のネームサーバー情報を変更することで引っ越しが完了します。ネームサーバーについてはこちらもご覧ください。
●リトルサーバーでXserverドメインで取得した独自ドメインを使用するためのネームサーバー設定
そのまま以前のレンタルサーバーのドメイン管理システムを使えることはあるにはありますが、移行先でドメイン永年無料機能がある場合、それを利用するにはドメインを移管する必要があります。
ドメインの移管は簡単引っ越し機能ほど簡単ではないです。ものすごく高い壁というほど難しくはありませんが、まあまあ大変です。例えばお名前.comでは次のサイトで解説がしてあります。
ドメインはレンタルサーバーとは違う会社で安く契約して、自分のサイトの成長に合わせてレンタルサーバーを変えてもよいでしょう。
もちろんお金があるなら高いレンタルサーバーで何の不安もなく突っ走ればいいだけではありますが…。
大手が運営している
レンタルサーバーの運営会社は大手の方が安心ではあります。というのもレンタルサーバーの運営会社が倒産したり、経営が厳しくなってレンタルサーバーのサービスを提供できなくなるリスクもあるにはあるからです。レンタルサーバーの大手はどこなのか、ということについては次の記事でまとめてあります。
この記事で書いたように主な大手レンタルサーバーは次となります。
プラン変更対応
レンタルサーバーではプラン変更できるものがあります。低価格帯のサービスで始めて、サイトが育ってきてたくさんのアクセスをさばくためにサーバー機能を上げたいときは上位プランに変更するということができます。
プラン変更に対応しているかどうかというのも見ておくとよいでしょう。
レンタルサーバー3分類
ここからレンタルサーバーを具体的に紹介していきますが、予算別に3つのグループに分けて解説していきます。月額は12か月払いを12で割って算出します。
- 月300円程度の格安レンタルサーバー
- 月600円程度の中程度のレンタルサーバー
- 月1000円程度の高価格帯レンタルサーバー
月300円程度の格安レンタルサーバー
この価格帯ではほとんどのレンタルサーバーでVCPUとメモリは非公開です。またWAF、IDS・IPSは非搭載の場合が多いです。独自ドメイン永年無料もありません。
代わりにかなり安いです。予算に余裕がなければWordPressはちゃんと動くので検討してみても良いかもしれません。私は格安レンタルサーバーで運営していたブログが少し収益化できるようになってきたタイミングで月額600円程度のWAF、IDS・IPS対応のレンタルサーバーに引っ越しました。サイトのセキュリティを高めたかったのです。
コアサーバーV1
コアサーバーV1プランは機能が良い割には月額換算の利用料金が安いです。
プラン | V1 CORE-MINI | V1 CORE-A | V1 CORE-B | V1 CORE-C |
月額 | 264円 | 528円 | 1,056円 | 3,300円 |
ディスク容量 | 200GB | 400GB | 600GB | 1,200GB |
ストレージタイプ | SSD | SSD | SSD | SSD |
転送量上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
独自ドメイン | 50 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
データベース | MariaDB 10個 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
http/2 | ○ | ○ | ○ | ○ |
無料独自SSL Let’s Encrypt | ○ | ○ | ○ | ○ |
バックアップ | 自動15日 | 自動15日 | 自動15日 | 自動15日 |
FastCGI | ○ | ○ | ○ | ○ |
Webサーバー | Apache | Apache | Apache | Apache |
サポート | チャット、メール | チャット、メール | チャット、メール、電話 | チャット、メール、電話 |
リトルサーバー
リトルサーバーはとにかく低価格から始められて、プラン変更で上位プランに変更もできる、安くて使いやすいレンタルサーバーです。
プラン | ミニ | ワード | リトル | ビッグ |
月額 | 165円 | 215円 | 275円 | 473円 |
ディスク容量 | 20GB | 30GB | 60GB | 120GB |
ストレージタイプ | SSD | SSD | SSD | SSD |
転送量上限 | 30GB/日 | 45GB/日 | 90GB/日 | 180GB/日 |
独自ドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
データベース | MariaDB 3個 | MariaDB 5個 | MariaDB 10個 | MariaDB 50個 |
http/2 | × | ○ | ○ | ○ |
無料独自SSL Let’s Encrypt | ○ | ○ | ○ | ○ |
バックアップ | 自動7日 | 自動7日 | 自動7日 | 自動7日 |
モジュール版PHP | × | × | ○ | ○ |
Webサーバー | Apache※ | Apache※ | Apache※ | Apache※ |
サポート | メール | メール | メール | メール |
XREA
XREAは無料プランもある(広告が表示される)少し変わったレンタルサーバーです。
有料プランなら機能充実で広告もないので、そちらがおすすめです。
プラン | Free | Plus |
月額 | 0円 | 251円 |
ディスク容量 | 10GB | 200GB |
ストレージタイプ | SSD | SSD |
転送量上限 | 5GB/月 | 無制限 |
独自ドメイン | 20個 | 64個 |
データベース | MariaDB 5個 | MariaDB 10個 |
http/2 | ○※1 | ○※1 |
無料独自SSL | ○※2 | ○※2 |
バックアップ | 自動15日 | 自動15日 |
Webサーバー | Apache | Apache |
FastCGI | ○ | ○ |
サポート | チャット、メール | チャット、メール |
月600円程度の中程度のレンタルサーバー
このクラスのレンタルサーバーからWAF搭載、VCPU・メモリ公開などのレンタルサーバーが増えます。高額なレンタルサーバーほど機能は充実していませんが、WAFなどが使えるので、安心感は高いです。
コアサーバーV2
コアサーバーのV2プランは機能が充実している割に安いというのが特徴です。
一番下のCORE-XプランでもVCPU3つ、メモリ6GBです。上でVCPU1つ、メモリ2GBで月50万PV相当と解説したので、CORE-Xでも個人ブログでは十分でしょう。
プラン変更までできるので、機能が足りなくなっても安心です。
それでいてドメイン永年無料が一つ付いて、月換算528円で運営できます。この価格帯のサービスでは一番おすすめできるサービスです。
唯一の懸念事項は運営しているGMOデジロックが上場企業ではないという点。GMOグループではありますが、会社の規模としては、ロリポップ!を運営する同じGMOグループの上場企業GMOペパボより小さいです。
プラン | V2 CORE-X | V2 CORE-Y | V2 CORE-Z |
WAF | ○ | ○ | ○ |
IDS・IPS | ○ | ○ | ○ |
ドメイン永久無料 | 1つ | 1つ | 1つ |
月額 | 528円 | 858円 | 2,178円 |
V-CPU | 3 | 6 | 12 |
メモリ | 6GB | 9GB | 12GB |
ディスク容量 | 300GB | 500GB | 800GB |
ストレージタイプ | NVMe SSD※1 | NVMe SSD※1 | NVMe SSD※1 |
転送量上限 | 10TB/月 | 20TB/月 | 30TB/月 |
独自ドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
データベース | MariaDB 無制限 | MariaDB 無制限 | MariaDB 無制限 |
http/2, http/3 | ○ | ○ | ○ |
無料独自SSL Let’s Encrypt | ○※2 | ○※2 | ○※2 |
バックアップ | 自動3日 | 自動15日 | 自動15日 |
Webサーバー | LiteSpeed | LiteSpeed | LiteSpeed |
サポート | チャット、メール | チャット、メール | チャット、メール、電話 |
ロリポップ!
ロリポップは上場企業のGMOペパボが運営するレンタルサーバーです。
価格の低いライトプランで始めて、サイトが育ってきたらプラン変更で高機能のベーシックプランに変えることができます。WordPressが使えるプランでは一番下のライトプランでもWAFが使えます。
基本的に自動バックアップは有料なので、WordPressのバックアッププラグインなどで自分でバックアップを取るようにした方がよいでしょう。
プラン | エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ |
WAF | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ドメイン永久無料 | × | × | × | 2つ | 2つ |
月額 | 198円 | 418円 | 770円 | 990円 | 2,365円 |
V-CPU | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
メモリ | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
ディスク容量 | 100GB | 200GB | 300GB | 400GB | 1.2TB |
ストレージタイプ | SSD | SSD | SSD | SSD | SSD |
転送量上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
独自ドメイン | 50個 | 100個 | 200個 | 無制限 | 無制限 |
データベース | なし | MySQL 1個 | MySQL 50個 | 無制限 | 無制限 |
http/2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
無料独自SSL Let’s Encrypt | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
バックアップ | 有料7回分 | 有料7回分 | 有料7回分 | 有料7回分 or 自動・回数不明※ | 無料7回分 or 自動・回数不明※ |
Webサーバー | Apache | Apache | Apache | LiteSpeed | LiteSpeed |
モジュール版PHP | × | ○ | ○ | – | – |
サポート | チャット、メール | チャット、メール | チャット、メール、電話 | チャット、メール、電話 | チャット、メール、電話 |
さくらのレンタルサーバ
さくらのレンタルサーバは上場企業のさくらインターネットが運営するレンタルサーバーです。
最近プラン変更に対応して使い勝手が向上しました。WordPressが使える一番下のプランであるスタンダードプランでも月換算550円でWAFが使えます。一通り機能はそろっていて安く運営できるレンタルサーバーです。
とはいえWebサーバーがApacheなので、どこまで大量のアクセスに耐えられるかは未知数です。
小規模なサイトを長く運営するというときに恩恵があるレンタルサーバーです。
プラン | ライト | スタンダード | プレミアム |
WAF | ○ | ○ | ○ |
月額 | 165円 | 550円 | 1,430円 |
ディスク容量 | 100GB | 300GB | 400GB |
ストレージタイプ | SSD | SSD | SSD |
転送量上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
独自ドメイン | 20個 | 200個 | 300個 |
データベース | なし | MySQL 50個 | MySQL 100個 |
http/2 | ○ | ○ | ○ |
無料独自SSL Let’s Encrypt | ○ | ○ | ○ |
バックアップ | なし | 8日※ | 8日※ |
Webサーバー | Apache | Apache | Apache |
リバースプロキシ | Nginx | Nginx | Nginx |
.htaccess | ○ | ○ | ○ |
モジュール版PHP | × | ○ | ○ |
サポート | チャット、メール、電話(コールバック予約) | チャット、メール、電話(コールバック予約) | チャット、メール、電話(コールバック予約) |
ラッコサーバー
ラッコサーバーは高機能サーバーが低価格から利用できるレンタルサーバーです。
RK1プランはVCPU、メモリが少ないですが、公式によると月50万PVくらいは処理できるようですので、サイトが収益化できていない運営初期段階でもお財布に優しいですね。それに育ってからもRK1プランで十分そうです。
それでいてLiteSpeedが使えてWAF、IDS・IPSも使えます。プラン変更もアップグレードに対応しています。
プラン | RK1 | RK2 | RK3 |
月額 | 440円 | 990円 | 1,980円 |
WAF・IPS・IDS | ○ | ○ | ○ |
VCPU | 1 | 6 | 10 |
メモリ | 2GB | 8GB | 18GB |
ディスク容量 | 100GB | 400GB | 600GB |
ストレージタイプ | SSD | SSD | SSD |
転送量上限 | 6TB/月 | 24TB/月 | 36TB/月 |
独自ドメイン | 1個 | 無制限 | 無制限 |
データベース | MariaDB 無制限 | MariaDB 無制限 | MariaDB 無制限 |
http/3 | ○ | ○ | ○ |
無料独自SSL | ○ | ○ | ○ |
バックアップ | 自動30日 | 自動30日 | 自動30日 |
Webサーバー | LiteSpeed | LiteSpeed | LiteSpeed |
サポート | 専用フォーム | 専用フォーム | 専用フォーム |
月1000円程度の高価格帯レンタルサーバー
高額な分サーバースペックが充実している層になります。低価格から始めることはできませんが、機能は申し分ないです。予算に余裕があれば最初からこの価格帯のレンタルサーバーにしておけば、機能的に不都合な状態になることはないでしょう。
ここで紹介するレンタルサーバーはすべてプラン変更に対応しているので、月間30万PVを超えるようなさらなる人気サイトに成長しても安心です。
Xserver
Xserverは国内シェアNO.1の超人気レンタルサーバーです。機能はほぼそろっています。
否定するところがない機能と安定性を誇ります。
予算に余裕があれば最初からXserverにしておけば間違いはありません。
プラン | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
WAF | ○ | ○ | ○ |
IDS・IPS | IDS対応 | IDS対応 | IDS対応 |
ドメイン永久無料 | 2つ | 2つ | 2つ |
月額 | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
V-CPU | 6 | 8 | 10 |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB |
ディスク容量 | 300GB | 400GB | 500GB |
ストレージタイプ | NVMe SSD | NVMe SSD | NVMe SSD |
転送量上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
独自ドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
データベース | MariaDB 無制限 | MariaDB 無制限 | MariaDB 無制限 |
http/2 | ○ | ○ | ○ |
無料独自SSL Let’s Encrypt | ○ | ○ | ○ |
バックアップ | 自動14日 | 自動14日 | 自動14日 |
Webサーバー | Apache+Nginx | Apache+Nginx | Apache+Nginx |
サポート | チャット、メール、電話 | チャット、メール、電話 | チャット、メール、電話 |
ConoHa WING
ConoHa WINGは東証プライム上場のGMOインターネットグループ株式会社が運営するレンタルサーバーです。
Xserverを意識したプラン設計で、GMOグループが気合を入れて作ったレンタルサーバーです。
機能も一通りそろっています。引っ越し機能のデータ容量制限がないので、大きなサイトに育ってからの引っ越し先としてもおすすめです。
プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
WAF | ○ | ○ | ○ |
IDS・IPS | × | × | × |
ドメイン永久無料 | 2つ | 2つ | 2つ |
月額 | 1,089円 | 2,360円 | 4,719円 |
V-CPU | 6 | 8 | 10 |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB |
ディスク容量 | 300GB | 400GB | 500GB |
ストレージタイプ | SSD | SSD | SSD |
転送量上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
独自ドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
データベース | MySQL 無制限 | MySQL 無制限 | MySQL 無制限 |
http/2 | ○ | ○ | ○ |
無料独自SSL 「アルファSSL」・「Let’s Encrypt」 | ○ | ○ | ○ |
バックアップ | 自動14日 | 自動14日 | 自動14日 |
Webサーバー | Apache + nginx | Apache + nginx | Apache + nginx |
サポート | 電話、メール | 電話、メール | 電話、メール |
ABLENET
新興のレンタルサーバーです。会社自体は1998年設立の老舗である株式会社ケイアンドケイコーポレーションが運営しています。サーバー関係のサービスを提供してきたABLENETが2023年からその技術を活かして開始したのがABLENETレンタルサーバーです。
Xserverを意識したプラン設計ですが、全体的にXserverより安くなっています。
ただし2023年サービス開始なので、ネット上に情報が少ないという点が、少し初心者向けではないかもしれません。
自分で色々調べて対応できるなら、Xserverクラスの機能が安く使えるので、候補に挙がるサーバーです。
プラン | ライト | スタンダード | プレミアム |
WAF | ○ | ○ | ○ |
IDS・IPS | ?※ | ?※ | ?※ |
ドメイン永久無料 | 1つ | 1つ | 1つ |
月額 | 830円 | 1,320円 | 3,170円 |
V-CPU | 6 | 8 | 10 |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB |
ディスク容量 | 300GB | 400GB | 500GB |
ストレージタイプ | SSD | SSD | SSD |
転送量上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
独自ドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
データベース | MySQL 無制限 | MySQL 無制限 | MySQL 無制限 |
http/2, http/3 | ○ | ○ | ○ |
無料独自SSL | ○ | ○ | ○ |
バックアップ | 自動14日 | 自動14日 | 自動14日 |
Webサーバー | LiteSpeed | LiteSpeed | LiteSpeed |
サポート | メール | メール | メール |
シンレンタルサーバー
シンレンタルサーバーはXserverと運営元が同じレンタルサーバーです。
機能もほぼXserverと同じです。Xserverとの違いはシンレンタルサーバーが最新機能の搭載とコストパフォーマンスを重視して、Xserverが安定性を重視しています。
多少安定性を犠牲にしてもXserverの機能を安く使いたいなら候補に挙がるレンタルサーバーです。
プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
WAF | ○ | ○ | ○ | ○ |
IDS・IPS | IDS対応 | IDS対応 | IDS対応 | IDS対応 |
ドメイン永久無料 | 1つ | 1つ | 1つ | 1つ |
月額 | 880円 | 1,780円 | 3,560円 | 7,120円 |
V-CPU | 6 | 8 | 10 | 12 |
メモリ | 8GB | 12GB | 16GB | 20GB |
ディスク容量 | 300GB | 400GB | 500GB | 600GB |
ストレージタイプ | NVMe SSD | NVMe SSD | NVMe SSD | NVMe SSD |
転送量上限 | 900GB/日 | 1200GB/日 | 1500GB/日 | 1500GB/日 |
独自ドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
データベース | MariaDB 無制限 | MariaDB 無制限 | MariaDB 無制限 | MariaDB |
http/2 | ○ | ○ | ○ | ○ |
無料独自SSL Let’s Encrypt | ○ | ○ | ○ | ○ |
バックアップ | 自動14日 | 自動14日 | 自動14日 | 自動14日 |
Webサーバー | Apache+Nginx | Apache+Nginx | Apache+Nginx | Apache+Nginx |
サポート | 電話、メール | 電話、メール | 電話、メール | 電話、メール |
まとめ
今回はレンタルサーバーの選び方に焦点を当てて、主に初心者向けに必要な知識と各レンタルサーバーの情報をまとめました。
結局どれがいいのか、というのは述べていませんが、上の話を理解すればどこを狙えばよさそうか判断できると思います。
今回の記事がレンタルサーバー選びでお悩みの方の一助となりましたら幸いです。
予算と相談して決めよう!