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今回はWAFが使えて料金が安い、しかも複数ブログに対応しているレンタルサーバーをご紹介するという内容です。
当サイトで過去にレンタルサーバーを選ぶための全体像をまとめた記事を書きました。

その中で高額高性能の月1000円程度のレンタルサーバーと、月300円程度の格安レンタルサーバーの中間に位置する月600円程度のレンタルサーバーをご紹介しました。
高性能サーバーにはもちろん様々な機能が含まれていて、とりあえずそれにしておけば問題は起きにくいです。
しかしながら月々の支払いをもう少し減らしたい、でも性能はちゃんと必要なものがそろっている。
そんなレンタルサーバーを契約したいということもあると思います。
そういう需要を満たすのが月600円程度のレンタルサーバーです。
ではこの中間のレンタルサーバーと高性能レンタルサーバー・格安レンタルサーバーの違いはどこかというと以下のようになります。
まずは中間と高性能の比較。
次が中間と格安の比較。
この内中間タイプと格安タイプを隔てる最大の違いが「WAF」と「データベース数」です。
その他の項目は中間タイプで不足することはほぼ無いです。中間タイプのディスク容量は数百GBあるので、一つの記事のサーバーへの保存データを2MB程度と仮定すると、300GBのディスク容量なら単純に15万記事書けます。普通100記事書くのも大変です。つまりディスク容量は複数ブログを書いても有り余ります。
またWebサーバーは主に3種類が使われていて、ApacheよりもNginx、NginxよりLiteSpeedの方が、高速・同時アクセスに強いと言われています。
ただ私はApacheとNginxの混合タイプのさくらのレンタルサーバで月5000PVくらいのサイトを運営していますが、特に問題ないです。
ライト・スタンダードプランの無料利用枠(月100GB)の場合
さくらのレンタルサーバ, コンテンツブースト(CDN機能)
画像の多いWebページ(1ページあたり2.5MB)の場合で、月間約4万PV。
テキスト主体のWebページ(1ページあたり1.0MB)の場合は、月間約10万PV。
上のQ&Aでもテキスト主体の記事で月10万PVまでさばけるようなので、普通のブログを書いているなら低速・低性能と言われるApache系でも十分すぎる能力があります。
大きく違うのはWAFが使えるかどうかとデータベース数。WAFはサイトを守るために推奨されるセキュリティ項目なので、やはり無いと不安です。ここが格安と中間を分ける大きなポイントです。格安でWAF対応というのはほぼ無いです。

またデータベース1個に対して一つのWordPressブログがインストールできるので、一つの契約で複数ブログを運営したいなら基本的にデータベース数は複数でないと厳しいです。
このことからコスパ良く、料金も抑えたレンタルサーバーで特に重視するべき項目は以下の3つです。
そこで今回は月600円程度の中間タイプのレンタルサーバーに絞って比較していきます。
月額は12ヶ月支払いを12で割って算出しています。
さくらのレンタルサーバは上場企業のさくらインターネットが運営するレンタルサーバーです。
スタンダードプランがおすすめ。
WAF対応・データベース数は50個です。
| プラン | ライト | スタンダード |
| WAF | ○ | ○ |
| 月額 | 165円 | 550円 |
| ディスク容量 | 100GB | 300GB |
| ストレージタイプ | SSD | SSD |
| 転送量上限 | 無制限 | 無制限 |
| 独自ドメイン | 20個 | 200個 |
| データベース | なし | MySQL 50個 |
| http/2 | ○ | ○ |
| 無料独自SSL Let’s Encrypt | ○ | ○ |
| バックアップ | なし | 8日※ |
| Webサーバー | Apache | Apache |
| リバースプロキシ | Nginx | Nginx |
| .htaccess | ○ | ○ |
| モジュール版PHP | × | ○ |
| サポート | チャット、メール、電話(コールバック予約) | チャット、メール、電話(コールバック予約) |
スターレンタルサーバーはレンタルサーバー界の大手Xserver系列の安さと性能を追求したレンタルサーバーです。
これまではWAFが使えずに格安の部類で勝負していましたが、最近WAF対応になり、それでいて安いので、かなりコスパが良いレンタルサーバーに変化しています。
転送量上限は特にありませんが、コレを超えると転送量制限に引っかる可能性があるという目安は存在します。500GB/日を考えてみると、1PVで4MB程度転送すると仮定して、12万5000PV/日程度となります。月換算で375万PV程度さばけます。そんな超人気サイトを作ってみたいですね。
またライトプランは自動バックアップは付きません。バックアップは個人でこまめにとっておく必要があります。
| プラン | ライト | スタンダード |
| WAF | ○ | ○ |
| 月額 | 418円 | 990円 |
| ディスク容量 | 350GB | 700GB |
| ストレージタイプ | NVMe SSD | NVMe SSD |
| 転送量目安 | 500GB/日 | 700GB/日 |
| 独自ドメイン | 200個 | 無制限 |
| データベース | 50個 | 無制限 |
| http/2 | ○ | ○ |
| 無料独自SSL | ○ | ○ |
| バックアップ | なし | 14日分 |
| Webサーバー | Nginx | Nginx |
| .htaccess | ○ | ○ |
| PHP | FastCGI+OPcache | FastCGI+OPcache |
| サポート | メール | メール |
ロリポップは上場企業のGMOペパボが運営するレンタルサーバーです。
プラン変更対応なので、サイトが育ってきたら上位プランに変更するということも可能です。バックアップは有料オプションです。
| プラン | ライト | スタンダード |
| WAF | ○ | ○ |
| 月額 | 495円 | 847円 |
| ディスク容量 | 350GB | 450GB |
| ストレージタイプ | SSD | SSD |
| 転送量上限 | 無制限 | 無制限 |
| 独自ドメイン | 200個 | 300 |
| データベース | 50個 | 100個 |
| http/2 | ○ | ○ |
| 無料独自SSL | ○ | ○ |
| バックアップ | 7世代バックアップ(有料オプション) | 7世代バックアップ(有料オプション) |
| Webサーバー | Nginx+Apache | Nginx+Apache |
| .htaccess | ○ | ○ |
| PHP | CGI版/モジュール版 | CGI版/モジュール版 |
| サポート | メール・チャット・電話 | メール・チャット・電話 |
コアサーバーのV2プランは機能が充実している割に安いというのが特徴です。
一番下のCORE-XプランでもVCPU3つ、メモリ6GBです。VCPU1つ、メモリ2GBで月50万PV相当なので、CORE-Xでも個人ブログでは十分でしょう。つまり月50万PVのサイトが3つでもなんとか耐えられる計算です。
もちろんアップグレード対応。ダウングレードは非対応です。サイトが育ってきて今の構成ではちょっとページ処理がもたつく、というときも上位プランに変更すれば安心です。CORE-Xプランでも十分すぎると思いますが…。
またドメイン永年無料が一つ付きます。それを考えるとかなり割安です。
| プラン | V2 CORE-X | V2 CORE-Y | V2 CORE-Z |
| WAF | ○ | ○ | ○ |
| IDS・IPS | ○ | ○ | ○ |
| ドメイン永久無料 | 1つ | 1つ | 1つ |
| 月額 | 528円 | 858円 | 2,178円 |
| V-CPU | 3 | 6 | 12 |
| メモリ | 6GB | 9GB | 12GB |
| ディスク容量 | 500GB | 700GB | 1000GB |
| ストレージタイプ | NVMe SSD | NVMe SSD | NVMe SSD |
| 転送量上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| 独自ドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| データベース | MariaDB 無制限 | MariaDB 無制限 | MariaDB 無制限 |
| http/2, http/3 | ○ | ○ | ○ |
| 無料独自SSL | ○※2 | ○※2 | ○※2 |
| バックアップ | 自動3日 | 自動15日 | 自動15日 |
| Webサーバー | LiteSpeed | LiteSpeed | LiteSpeed |
| サポート | チャット、メール | チャット、メール | チャット、メール、電話 |
ラッコサーバーはWAF搭載で月額440円から利用できるレンタルサーバーです。

LiteSpeed搭載で、ApacheやNginxよりさらに快適にサーバーを運営できます。
RK1プランはブログを一つしか運営できません。複数ブログを運営したいならRK2プランにしましょう。もちろんRK1からRK2プランへアップグレードすることは可能です。
VCPU1つ、メモリ2GBで月50万PV相当なのでブログを一つだけ運営するなら性能は十分です。その他のRK2とRK3プランでさばけるPV数については以下の記事をご覧ください。

| プラン | RK1 | RK2 | RK3 |
| 月額 | 440円 | 990円 | 1,980円 |
| VCPU | 1 | 6 | 10 |
| メモリ | 2GB | 8GB | 18GB |
| ディスク容量 | 100GB | 400GB | 600GB |
| ストレージタイプ | SSD | SSD | SSD |
| 転送量上限 | 6TB/月 | 24TB/月 | 36TB/月 |
| 独自ドメイン | 1個 | 無制限 | 無制限 |
| データベース | MariaDB 無制限 | MariaDB 無制限 | MariaDB 無制限 |
| http/3 | ○ | ○ | ○ |
| 無料独自SSL | ○ | ○ | ○ |
| バックアップ | 自動30日 | 自動30日 | 自動30日 |
| Webサーバー | LiteSpeed | LiteSpeed | LiteSpeed |
| サポート | 専用フォーム | 専用フォーム | 専用フォーム |
もし複数のブログを書いてみてその中で手応えのあったものだけ残すみたいな使い方がしたいなら、初めからRK2プランにしておくという手もあります。正直なところRK2プランでも30万PV/月のブログが10個あっても余裕の性能です。
レンタルサーバーを借りたらいよいよブログの執筆作業です。
ただ最初は何を書けばいいのか、どう書けばいいのか難しいと思います。そういう内容を網羅的に扱った記事を以下で書いているので参考にしてみてください。

今回は600円以下くらいのレンタルサーバーについて解説しました。
この料金クラスのレンタルサーバーの主な違いは、バックアップの有無とサポートへの連絡手段くらいです。あとは料金が多少変わる程度です。
もしこれからレンタルサーバーを契約しようというときは参考にしてみてください。

バックアップは自動バックアップが付いていても自分でこまめに取りましょう。いきなりサーバーがダウンするというときもたまにあります。その時に編集中の最新データが自動バックアップされているとは限りません