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はじめに
今回はお得にプログラミング・エクセルソルバーにも使える高性能のノートパソコンを安く手に入れるというテーマです。
BTOパソコンというのを聞いたことがあるかもしれません。
BTOパソコンというのは受注してから生産・販売する方式で、生産時に細かいカスタマイズをオーダーすることができるのが特徴です。
一般的にBTOパソコンの方が同等スペックの比較で家電量販店で販売されているパソコンより安い傾向があります。
今回はなぜBTOパソコンが安いのか、おすすめなパソコンはどれなのか、ということについて、BTO大手のマウスコンピューターのパソコンをプログラマーの国家資格である基本情報技術者という資格を持つ筆者が解説していきます。
ノートパソコンを買い替えよう、パソコンを持っていなかったけど新しく買ってみたいというときの一助となれば幸いです。
なぜマウスコンピューターなのか
マウスコンピューターはBTOパソコンを扱うPCメーカーです。BTOパソコンというのは受注してから生産・販売する方式で、生産時に細かいカスタマイズをオーダーすることができるのが特徴です。
私が2021年から現在まで2年間以上使っているマウスコンピューターのノートパソコン(mouse X4-R5)です。
一般に同じ性能のパソコンなら、BTOパソコンは家電量販店で大手メーカーが販売するパソコンより安く購入できます。
これはBTOパソコンが間に中間業者をはさまず、受注から生産・販売までBTOメーカーが一手に行うので、マージンを取られることが少ないからです。実際は運送業者などが入るのでマージンゼロではないでしょう。それでも家電量販店経由よりは少ない中間業者となる可能性が高いです。
逆に大手メーカーは生産するメーカーと販売用の家電量販店など色々な立場の企業を間に抱えるのでその分高価になることが多いのです。
BTOメーカーは色々ありますが、なぜマウスコンピューターをおすすめするのか。まとめると次のようになります。
- BTOメーカーは間に中間業者を挟むことが少ないからマージンを取られにくく安い
- マウスコンピューターのノートパソコンを2年使い続けた
- 不具合なし
- 機能不足なし
- プログラミング・エクセルソルバー用途問題なし
- マウスコンピューターおすすめ!
私が購入してみて、2年ほど使ってみて、マウスコンピューターのノートパソコンは、不具合が出ずに、機能に不足を感じることがなく、自分の用途を十分に満たし続けました。
他のメーカーのパソコンを実際に手元に置いて数年使い続けたようなレビューはできませんが、少なくてもマウスコンピューターを選んでおけば性能は大丈夫だろうと考え今回の記事となりました。
なぜデスクトップではなくノートパソコンなのか
ノートパソコンなら色々な場所に持っていけます。一般にデスクトップパソコンの方がスペックが高いものが手に入りますが、これから述べるスペックのノートパソコンならプログラミング・エクセルソルバーに十分です。
いちいち自分の部屋でしかプログラミングができないのは不便です。
好きな場所で好きな時間に開発・分析しましょう。
この記事ではノートパソコンのおすすめを紹介します。
結局おすすめなのはこのスペック
これからおすすめする理由をPCパーツ別に解説していくのですが、結論を先にお伝えします。必要なスペックは次の通りです。
パーツ | おすすめなグレード |
CPU | Core i5かRyzen5以上 |
OS | Windws11 |
ストレージ | SSD500GB以上 |
HDMI端子 | 必要 |
無線ラン | 最新のWi-Fi6(ax)規格に対応している |
メモリ | 16GB以上 |
モニター用パネル画素数 | 1,920×1,080以上の画素数 |
PC大きさ | 15.6型以下、重量1.5kg以下がおすすめ |
Office | なしにしてMicrosoft 365にするのがおすすめ |
これが私がプログラミング・エクセルソルバーなどのパソコンを本格的に使うためのノートパソコンにおすすめするスペックです。
おすすめスペックのパソコンまとめ
ここでは上で挙げたおすすめスペックのノートパソコンをマウスコンピューターで購入するとどのくらいの価格になるのか、という話をしていきます。
mouse F4-I5U01OB-A
mouse F4-I5U01OB-A 114,800円(税込)~ 公式ページへ |
パーツ | カスタマイズ構成 |
CPU | インテル® Core™ i5-1240P 12コア / 16スレッド (4 P-cores 8 E-cores) |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
ストレージ | SSD 512GB (NVMe) |
HDMI端子 | あり |
無線ラン | Wi-Fi 6対応 ( IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n 最大2.4Gbps対応 ※連続160MHz帯域 Wi-Fi 6対応機器が必要 ) + Bluetooth 5 内蔵 |
メモリ | 8GB |
モニター用パネル画素数 | 14型 液晶パネル (ノングレア) 1,920×1,080 (フルHD) |
PC重さ | 約1.37kg |
Office | なし |
価格 | 114,800円(税込み) |
CPUに比較的新しいCore™ i5-1240Pを搭載しています。このCPUはPコアとEコアという二つのコアで構成されており、二種類のコアがバランスよく処理を行うことで処理性能が上がります。詳細は以下で解説しています。
メモリは16GBにカスタマイズしましょう。16GBのデュアルメモリの時は、このパソコンの場合グラフィックがインテル® Iris® Xe グラフィックスにグレードアップします。
インテル® Iris® Xe グラフィックスはスペックが低いパソコンに搭載されるオンボードグラフィックであるインテル® UHD グラフィックスより性能がよく、画面のカクツキが起きにくくなります。
性能が良いので軽めのゲームなら動きます。ニンテンドースイッチより描画性能は高そうです。
その他の性能面でも上で挙げたおすすめスペックをすべて満たしていますね。
プログラミングでも普段使いでも十分な性能です。
ソルバーもエボリューショナリーの長時間計算でも余裕があるでしょう。
mouse F4-I7I01OB-A
mouse B5-I5I01SR-A 149,800円(税込)~ 公式ページへ |
パーツ | カスタマイズ構成 |
CPU | インテル® Core™ i7-1260P プロセッサー 12コア / 16スレッド (4 P-cores 8 E-cores) |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
ストレージ | SSD 512GB (NVMe) |
HDMI端子 | あり |
無線ラン | Wi-Fi 6対応 ( IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n 最大2.4Gbps対応 ※連続160MHz帯域 Wi-Fi 6対応機器が必要 ) + Bluetooth 5 内蔵 |
メモリ | 16GB |
モニター用パネル画素数 | 14型 液晶パネル (ノングレア) 1,920×1,080 (フルHD) |
PC重さ | 約1.38kg |
Office | なし |
価格 | 149,800円(税込み) |
CPUはPコア・Eコア世代のCore™ i7-1260PでCore i5より高い処理能力を誇ります。グラフィックスもインテル® Iris® Xe グラフィックスで高性能です。
普通のPC作業で困ることはないでしょう。高負荷な処理も問題なくこなします。
デフォルトの構成でおススメとして挙げたほとんどの項目を満たしています。
どうせ買うならワンランク上の商品がいい、というときに検討してみてはいかがでしょうか。
なおマウスコンピューターの定期セールもあります。こちらでお得な機種を探してみてもいいかもしれません。
一口にプログラミングと言っても色々ある
ここからはプログラミングとパソコンというテーマで書いていきます。ご興味がありましたらご覧ください。
プログラミングというのはプログラムを書くことです。こう書くと何を当たり前のことを?という言葉が返ってきそうですが、世の中のプログラムって、複雑なものから簡単なものまで多種多様ですよね。
企業の基幹システムのプログラムはセキュリティも堅牢で、何千万人ものユーザーが一度にアクセスしてもパンクしない、超絶複雑最高レベルのプログラムになります。
逆に個人が基本情報技術者試験用にプログラムを基礎から学びたい。あるいは大学や高校の授業でプログラミング演習をする。こういうとき作るプログラムは最も簡単でシンプルな部類のプログラムです。
当然対象にするプログラムの種類に応じで必要なパソコンのスペックが変わります。
ではどのようなスペックのPCを選べばよいのかという話をこれからしていきます。
CPU
CPUとは実際にパソコンの計算や処理を実行するパーツです。良し悪しの判定の仕方は、処理速度が速いとか、複数コアを持つとか、そういう視点で比べます。CPUスペックの見方は次の通りです。
- ~GHz:数値が大きい方が処理速度が速い
- コア数とスレッド数:多い方が処理性能が高い
処理速度はわかりやすいですね。2.8GHzとか3.2GHzとかスペックを見れば書いてあります。「~GHz」の数値が大きい方が処理速度が速いです。
複数コアというのは「2コア2スレッド」「4コア8スレッド」とかそういう表記で語られます。コア数が多ければそれらのコアを同時に動かして、並列計算することで処理速度が上がります。スレッドも似たような概念なのですが、スレッドは一つのコアで並列計算できる個数みたいな項目で、ただでさえ並列計算する複数コアをさらに並列計算させて処理速度を高めよう、みたいな話です。
簡単なプログラムを書いて動かすだけなら2コア2スレッドでも動く
私が学生時代に使っていたパソコンは2コア2スレッドの「core2 Duo」というCPUでした。これは今のIntelのノートパソコン、デスクトップパソコン両方の領域で最もグレードが低い「Celeron」というブランドのCPUよりも性能が低いです。Celeronも2コア2スレッドです。しかしCPUの世代が新しいのでcore2 Duoよりは優秀です。
そして私は「core2 Duo」のCPUでしかもストレージは「HDD」つまりハードディスクの環境で問題なく卒論用のプログラムを作って卒業しました。
プログラムは数百行くらいでしたかね。それでもプログラムは答えを一瞬で吐き出しました。
つまり高校や大学のプログラミング演習程度で作るプログラムなら、最低グレードのCPUでもプログラムを動かすのに十分なのです。
ただし低スペックCPUをおすすめするわけではない
上でプログラミング演習程度なら最低グレードのCPUで十分という話をしました。しかし最低グレードのCPUはおすすめしません。
というのも、これは私の経験なのですが、知り合いに資産運用で使う特殊な用途のエクセルの作成をお願いされたんですね。特殊な計算をエクセルのシート全体、数百セルを使って計算するものでした。
私のPCのCPUはAMDという企業(Intelの競合起業)のRyzen 5 4600HというCPUでした。それで問題なく動いたエクセルが知り合いのパソコンではフリーズして動かなかったんです。話を聞くとどうやらIntelのCeleronというCPUのパソコンで動かそうとしたらしいんですね。
知り合いに「なんとかならないか」と言われましたが「パソコンを買い替えるしかないですね」と私は返しました。
CeleronはIntelのCPUでは最低グレードのCPUです。ネットをちょっと見るくらいなら使えますが、ちゃんとしたエクセルを動かすくらいの用途になると処理が追い付かないのです。
そしてこのくらいの負荷はプログラミングやエクセルソルバーで普通にかかります。
ChromeBookが低スペックで動く理由
ChromebookというGoogleのパソコンがありますよね。Chromebookは低スペックで低価格で色々なことができると話題ですが、これにはからくりがあります。
Chromebookは多くの処理をクラウドで行います。これによって表計算ソフトのSpreadsheetやPython実行環境Google Colaboratoryを動かすことができます。
つまりChromebook側は処理の命令を出すだけでよく、実際の計算はインターネットでつながったGoogleのもつクラウド(どこかのデータセンターにあるコンピュータ)で実行して、その結果だけChromebookに戻ってくるという仕組みなのです。だからChromebook側は処理の命令が出せて結果を受け取るだけでよく、実際の計算をしないので低スペックのPCでも十分なのです。
ただしこれらの機能は本当に入門者レベルのことができる程度なので、本格的に自由にプログラミングをやってみたい、というときにハイスペックのパソコンに買い替える必要が出てきます。
どうせ買い替えるなら初めからちゃんとしたスペックのPCを【リービッヒの最小律】
どうせ買い替えることになるなら、最初からちゃんとしたスペックのパソコンを買いましょう。
これは農業でよく言われる「リービッヒの最小律」という法則からそう言えるのです。
リービッヒの最小律とは
植物の生長は、必要とされる栄養素のうち、与えられた量のもっとも少ないものに影響される
という法則です。
つまり必要なものが色々ある場合、何か一つでも不足するものがあると、その不足したもののレベルまでしか成長しないという話なのです。
植物の話ですが、ビジネスでもこの法則が挙げられることがあります。
これをプログラミングに当てはめてみましょう。色々なPCソフトを使えるというのはある種の経験です。ソフトを使うことは簡単でしょう。ソフトの画面に必要事項を入力すればほしい結果が出ます。
ところがソフトには要求スペックがあります。それを満たしていないと欲しい経験が手に入りません。
スペックの低いPCはいわば栄養が偏った作物のようなものです。最低限のことはできるけど、スペックが低いというのが足を引っ張って様々な経験を逃します。
残念ながら現在のところChromebookだけであらゆるPC作業を代替するレベルにはありません。ちょっとやりたいことが増えればスペックの高いPCが必要になります。
やりたいことが見つかる前の偶然の出会いも失います。偶然話題のソフトを動かしてみたら、なんか面白そう、と気づく。これって人生で結構重要な瞬間ですよね。スペックの低いPCはこういう機会を気づかないまま失うリスクがあるのです。
あなたが低スペックのPCを使うのは、CPUという栄養が極端に低い状態であなたという生命を育てるようなものです。おそらくそれがあなたの成長を悪い意味で制限するという可能性があります。
おすすめはCore i5、Ryzen5以上
CPUは色々な種類があります。下の表はIntelとAMDのCPUをスペックの高い順に並べたものです。隣り合うCPUはIntelとAMDで同レベルと考えていいです。例えばCore i5とRyzen5は同レベルのCPUです。
Intel | AMD |
Core i9 | Ryzen 9 |
Core i7 | Ryzen 7 |
Core i5 | Ryzen 5 |
Core i3 | Ryzen 3 |
Pentium | |
Celeron |
Celeronとその上のPentiumは2コアのCPUです。上の私のエクセルの話から、最低限のプログラミングはできるけど、ちょっと負荷を増やすと動かない可能性があります。プログラミングには不向きです。
私の経験上Core i5以上なら問題が出たことがありません。そうはいっても日常のちょっとした作業を自動化するレベルの話ですよ。VBAとかPythonでちょっとプログラミングをするレベル。そういうプログラミングをしつつ、5分くらいの動画を日常的にエンコードして、ブラウザで50タブくらい同時に開くような使い方をして問題が起きなかったという話です。
ちなみにこのブログで作って紹介したプログラムはすべて私の現在のノートパソコン:mouse X4-R5(AMD Ryzen 5 4600H プロセッサー ( 6コア / 12スレッド))で動かすことができます。
プログラミングを学んでみたい、という段階の人にはCore i5で十分です。
Core i3でも十分なことは多いでしょう。ただしちょっと不安なんですよね。Celeronよりは確実に処理能力は上がる、でも万能でもない。自分の用途を完璧に理解していないと、ちょっとかゆいところに手が届かない可能性があります。
Core i5も万能ではない
Core i5なら基本情報技術者、その上の応用情報技術者レベルの学習用のソフトを動かすことはできるでしょう。これは昔専門学校に行っていた知人が応用情報技術者を目指して学習するときに学校が指定したPCのスペックがCore i5だったからです。
しかしCore i5(あるいはRyzen 5)も万能ではなく、次の用途では不十分になる可能性があります。
- ゲームのプログラミング
- 3Dソフトを動かす
- 動画エンコードを頻繁に行う
- ビッグデータをAIで扱うプログラミング
ゲーム関係のプログラミングは3Dイメージを扱うことになるでしょうから、グラフィックボード(GPU)を搭載したものが必要になります。CPUへの負荷も重いのでCore i5では不足する可能性があります。
NVIDIAという名前を聞いたことがあるかもしれません。
これはグラフィックボードの大手で、この会社が出しているノートパソコン用のGPUが搭載されたモデルを購入するか、グラフィックボードが搭載されたデスクトップパソコンが必要です。マウスコンピューターではDAIVというブランドでクリエイター向けPCを扱っているのでそういうPCのGPU搭載モデルを購入するとよいでしょう。
また動画エンコードはYouTubeに頻繁に投稿するならCPUの上位モデルの方が速いです。Core i5でも5分くらいの動画エンコードは楽勝ですが、30分くらいの動画を編集して出力することを頻繁にするならもっと上位のCPUのほうがいいでしょう。なぜ動画編集の話題を出したかというと、プログラミングがちょっとできるとITへの興味関心が増えていき、ちょっとYouTubeやってみたいとなる人が多いからです。
最後はビッグデータを扱うAIプログラミング。AIは学習する元になる大量のデータをPCに読み込ませて色々な処理をして望む結果を出すソフトです。一般にデータ量が多ければより正確、精度よく答えが出ます。このデータ量がとんでもなく大きい学習データを扱おうとすると、Core i5では不足するかもしれません。
私がこのブログで扱ってきた「サポートベクトルマシン(サポートベクトル回帰)」という手法はAIの一分野である機械学習の古典的な手法の一つです。
このくらいの入門用の初歩の初歩の機械学習程度ならCore i5で十分動きます。GPUも不要です。
プログラミングよりはAIの方に本気で取り組みたい、という方はゲーミングノートかゲーミングPCを買いましょう。
最近のCPUはPコアとEコアを搭載し、さらに複雑に…
最近のCPUはPコアとEコアという二種類のコアを負荷に応じて使い分けるような構成になってきていて、それによって処理能力を向上させています。今のところインテルのCPUだけに搭載されていますが、AMDが今後どういうアプローチを採るかは注目ですね。詳しくはこちらをご覧ください。
古いPCではWindows11以降のOSは動きません
Windows11からTPM 2.0というセキュリティ機能を搭載していないCPUのパソコンはWindows11が使えなくなりました。
TPM 2.0は最近のCPU搭載のパソコンならほとんど搭載されていますが、古いCPUのパソコンには搭載されていません。
中古で古いPCを購入するときはご注意ください。Windows11を後からインストールしようとするとできない場合があります。
最初からWindows11が入ったパソコンを買ったほうがよいでしょう。
インテルはCPUブランド名を刷新して新しい区分にしつつある
CPUの話が続きます。CPUはコンピューターの中核部品なので日進月歩の技術なのです。
インテルはCPUの区分を刷新しました。
旧ブランド | 新ブランド |
Pentium | Nシリーズ |
Celeron |
これまでのPentiumとCeleronを廃止してNシリーズが新たに登場しました。NシリーズはEコアのみで構成され、Core i5などより下のグレードとなります。性能はそこそこ良いようです。N100というCPUで8年前のデスクトップのCore i3くらいの性能です。(参考:ちもろぐ, Beelink Mini S12 Proレビュー:2万円台で4コアな「Intel N」搭載ミニPC)
これでもプログラミングはできると思います。ただし画面がカクつくみたいな状況にならないかどうかは保証できません。上のちもろぐの記事でもゲーム系は難しいくらいの性能とあるので、グラフィックがやや弱い印象です。
またCore i3、Core i5という名称も刷新され、次のようにCore 3、Core 5と「i」が無くなります。
旧名称 | 新名称 |
Core i3 | Core 3 |
Core i5 | Core 5 |
Core i7 | Core 7 |
Core i9 | Core 9 |
またこの上に「Core ULTRA」シリーズが登場します。「Core ULTRA 5」「Core ULTRA 7」「Core ULTRA 9」となる予定です。ULTRAシリーズはハイエンド向けとみられ、通常用途では上のCore 5かCore 7を選ぶことになりそうです。順次この表記に変わっていく予定となっているので、表記の違いも頭に入れておきましょう。
OS(基本的にWindws11を選ぼう)
OSはWindows11がいいでしょう。というのもWindows11ならほとんどのソフトが動きます。プログラミング用のソフトもWindows11にしておけばほぼ動きます。
ほぼと書いたのは
iOSアプリ開発
がしたいならWindows11は厳しいからです。開発環境がアップルのデバイス(iOSやMacOS)を前提にできているし、ソフトのテストもアップルデバイスで行う必要があるのでアップルのパソコンじゃないと開発できないのです。
iOSアプリを作りたい、というときはMacBookを買いましょう。
Windows11にMacOSを入れたりするのはかなり難しいです。
ストレージ
ストレージはSSD一択です。マウスコンピューターの上で挙げた製品はSSDです。
ハードディスク(HDD)とSSDではSSDに速度で軍配が上がります。
SSDにはSATAという規格とNVMeという規格があります。この違いは通信方式の違いで、NVMeの方が高速に動作します。
凄く速い | 速い | 遅い |
NVMeのSSD | SATAのSSD | HDD |
とはいえSATA規格でもHDDよりは、はるかに高速に読み書きできます。さらなる速さを手に入れたいならNVMeのSSDを使えばいいんじゃないでしょうか。
私が使っているマウスコンピューターのノートパソコンはNVMeのSSDです。
次にSSDの容量ですが、基本的に256GBで足ります。Pythonで基本的なプログラミングをして、officeソフトをちょっと使う、あとは写真をカメラから取り込んでPCに保存する。このくらいなら256GBで十分です。
ただし最近のソフトはかなり巨大になってきています。今までは256GBで済んでいたのですが、これからは500GB以上あると安心するな、と個人的には感じています。
プログラミングを学んでいくと、色々な関連ソフトをインストールすることも多く、それが年々多様化・多機能化しているので、ソフトも巨大になってきています。500GB以上の容量はあったほうがいいでしょう。
- SSDは256GBでもなんとかなる
- でも500GB以上あったほうが安心
HDMI端子
意外に見落としがちなのがHDMI端子の有無です。
昔これが付いていないPCを使ったことがあるのですが、かなり使いにくかったです。昔USB端子だけ付いていて、それをHDMI端子に変換するコネクタを使ってプロジェクターなどに接続する方式のPCを買ったことがあるのですが、コネクタを探す手間がかなり面倒でした。ひと手間入ると途端に面倒になるんですよね。
無線ラン
無線ランはWi-Fi6(ax)搭載のものを選びましょう。
最新規格のWi-Fi6(ax)なら通信速度も速く、障害物にも強いので快適にインターネットできます。もちろん家の光回線につないだ無線LANルーターやポケットWi-FiなどがWi-Fi6に対応しているのが条件ですが。
プログラミングをやっているとダウンロードソフトの容量が大きいファイルを扱うこともあるので、無線ランが速いというのは結構重要だったりします。最低でもWi-Fi5(ac)には対応したものを買いましょう。電子レンジでWi-Fiが中断されないようにするためにも!
メモリ
メモリというのはCPUが計算するためにデータを一時的に溜めておく装置のことなのですが、これは16GB以上あったほうがいいでしょう。
本当は8GBで足りると書きたかったのですが、近年のWindowsのバージョンアップの様子からちょっと8GBでは不安なんですよね。
Windowsはどんどん多機能化しています。最近はAIと関連ソフトを融合させていたり、セキュリティを高めるために色々な機能を付けたりしています。
そして一般に複雑な処理をしようとすればするほど必要なメモリが増えていきます。
現在のWindows11なら8GBでもまあ特に不足することはないです。実際に私のノートパソコンも8GBのメモリです。
しかしWindowsは数年に一度新しいバージョンが出ます。そして新しいバージョンにアップグレードしないとセキュリティの面から使えなくなります。
そして現在のWindows11が登場してからもうすぐ2年。そろそろ新しいWindowsの情報が出始めるでしょう。新しいWindowsはおそらく現在より多機能になります。
すると8GBで足りるのかというのが不安なんです。長くノートパソコンを使いたいなら次のWindowsにアップグレードすることになるでしょうから、16GBのメモリを搭載させておいた方が安心です。
ただしWindows12がどうなるかはまだはっきりしません。特にAI機能がどうなるかわからないため、フル機能を使うには現在のWindows11が快適に動くパーツスペックとは隔絶した機能を要求する可能性もあります。
メモリ16GBというのはとりあえずWindows11を快適に使えるスペックくらいに考えておいたほうがいいかもしれませんね。
モニター用パネル画素数(最低でもFHDを選ぼう)
モニターの画素数の話です。
モニター画素数(解像度)はフルHD:FHD(1920×1080)以上を選びましょう。FHDはテレビの画素数とほぼ同じです。普段見慣れた画素数の方が目への負担が少ないと個人的に感じています。
というのも、昔(1366×768)くらいの画素数のモニタのノートパソコンを使っていたのですが、目がチカチカするんですよね。アナログテレビとデジタルテレビの中間みたいな画面で、文字も表示が粗くてかなり見ずらいです。
文字が見やすく、目への負担が少ないのはFHD(1920×1080)以上の画素数のモニターです。
PC大きさ(15.6型以下がおすすめ)
ノートパソコンの大きさの話です。
14型から15.6型までが普段使いできる範囲かな、と思います。
17.3型以上は家の中でしかノートパソコンを使わないです、という人向けです。17.3型は何度も持ち運ぶのはちょっと厳しいです。重いし、かさばる。ただ、17.3型にも利点があって、文字が大きく、目への負担が少ないです。同じ情報を大きな画面に映すので、文字が大きく見えるようになるのでお年寄りの方などには使いやすいでしょう。
ちなみに私は14型を使っています。
14型か15.6型のどちらにすればいいか、という話ですが、注目するのは次の2点です。
- 持ち運ぶときのバッグに入るか
- 重くないか
個人的な感覚ですが、1.5kg以下なら大丈夫でしょう。
リュックやパソコンバッグに入れて持ち運んだりする場合、入るかどうかちゃんと確認しましょう。最悪リュックの買い替えが発生します。
パソコンを持ち歩く学生などは結構見落としがちな要素なのでよく確認してから購入するようにしましょう。
Office(なしにしてMicrosoft 365にするのがおすすめ)
これは考え方なのですが、office(WordやExcel)ってやっぱり必要だと思うんですよ。
代替ソフトは色々あるんですよ。LibreOfficeとかSpreadSheetとか。
でもやっぱりMicrosoftのofficeは使いやすくできています。
特にプログラミングを学習するなら、ちょっと複雑なエクセル関数を使うとか、VBAを使うとか、そういう環境になりがちです。そうするとofficeって必要だと私は思うんです。
そしてこのoffice。買い切り版とサブスク版があります。買い切りは一回買えばずっと使える。サブスク版は毎月とか毎年とか決まったタイミングで料金を払い続ける。
私はサブスク版のMicrosoft 365を利用していますけど、こっちの方がいいな、と感じています。
これも考え方なのですが、買い切り版は数年分のサブスク代を一気に払っている感覚ですよね。
そしてずっと使える。
でも古くなったofficeをずっと使うのはおすすめしません。古いofficeはサポートが切れます。するとセキュリティに弱くなります。
Excelのマクロ経由でコンピュータに入ってくるウィルスって多いんですよね。最近は設定でかなり防げるようになったんですけど、これも「最新」のofficeだから勝手にやってくれているんです。
最新じゃなくなるとやっぱり危ないんです。その点サブスク版のofficeは勝手にその辺を自動でやってくれます。officeのバージョンも勝手に最新版になります。
考え方ではありますが、私は買い切り版よりサブスク版の方がいいと思います。
下のリンクは楽天やYahoo!ショッピングで購入する1年分のサブスク代を払うタイプのものですが、楽天ポイントが付いたりするのでおすすめです。
中古パソコンなら
中古パソコンでいいという場合は以下がおすすめです。
まとめ
今回はプログラミング用のノートパソコンのおすすめと選び方を書きました。
色々と細かいことを書きましたが、この情報が本格的な用途に使うノートパソコンを探している方の何らかの助けになれば幸いです。