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今回は安くて使えるBYODおすすめのパソコンをご紹介するという内容です。
BYODとは
最近の高校や大学では個人所有のモバイルPCを大学の授業等で利用するBYOD(Bring Your Own Device:PCの必携化)という仕組みが広がっています。
メリットは例えば以下のようなものとなります。
- 自分の好きなパソコンに好きなソフトをインストールしてそれを家でも使えるので、IT機器に触れる機会を増やせる。
- 自分のパソコンは自分で管理・防御するという能力の向上
要するにICTリテラシーの向上が期待できます。(参考:ブリタニカ・ジャパン株式会社, ICT・メディアリテラシーとは?教育における重要性やテーマ例をご紹介)
例えば家にパソコンを持ち帰ることができれば、授業のレポートの続きを家で編集することも、習得に一定の時間を必要とする3D関係のソフトの練習も可能です。
また誤情報やデマ、詐欺サイトやコンピューターウィルスからパソコンや個人情報を守る教育も必要です。そうした教育をする場合、授業で概要を解説しただけでは管理能力は身に付きません。
実践の中で、この情報は信用できるとかこういうサイトが危ないんだなと経験して身に着けていく必要があるのです。そういうとき、確かに未熟なICTリテラシーでは危険な場合もありますが、未熟なりに試行錯誤しないと管理能力が身につかないのです。
学校内のパソコンだけではパソコンの更新という概念とか、ソフトのインストールの注意点とかそういう細かいところまで身に付きません。学校のパソコンではセキュリティーの観点からそういうことが生徒の操作ではできないようにしているからです。
とはいえ未熟でインターネットを始めたりするとトラブルの元ですので、最初のうちは保護者や先生などと一緒にアドバイスを受けながらインターネットやパソコンの管理をしたほうが良いですよ。
高校のBYOD【要求スペックは低めです】
例えば以下の自治体では次のような性能のパソコンが推奨されています。(参考:群馬県、県立高等学校のBYOD移行について)
Windows | Chromebook | iPad | MacBook | |
形状 | ノートパソコン、タブレット型パソコン ※デスクトップパソコンは、持ち込めません | |||
OS | Windows11(Windows10はサポート終了となる2025年10月までにWindows11にアップデートすること)<外部リンク> | 自動更新が、高校在学期間は続くもの Googleの確認サイト<外部リンク> | 最新のOSに更新できるもの iPadの確認サイト<外部リンク> Macの確認サイト<外部リンク> | |
CPU | Intel Celeron相当以上で、2020年以降に製品化されたもの | – | – | |
ストレージ | 64GB以上 | 32GB以上 | – | – |
メモリ | 4GB以上 | 4GB以上 | – | – |
画面 | 10インチ~14インチ | |||
無線 | IEEE802.11a/b/g/n/acに対応 (学校ではこれら規格でWiFi接続します) | |||
キーボード | 普段使う言語のキーボード (有線接続、無線接続は問いません) | |||
カメラ | カメラ付き | |||
外部端子 | USB端子またはLightning端子(iPad) | |||
バッテリ | 8時間以上もつこと ※学校には生徒数分の充電コンセントがないため、日昼はバッテリ動作を基本とします | |||
ソフトウェア | 準備が必須なソフトウェアはありません。 ※Microsoft Officeは購入必須ではありません。希望者にアカウントを貸与しますので、在学中利用することができます。 |
本格的な機械学習や3DCADソフトを動かすわけではないため後述する大学向けの性能よりかなり低い性能でも大丈夫なようです。
これなら例えばマウスコンピューターなどのBTOパソコンでも低ランクの性能のパソコンで要求をクリアできます。家電量販店でも店員さんに上の性能を言えば店舗で低価格帯のパソコンを解説してくれると思います。
詳しいCPUやSSDと言ったパソコンパーツの見方は以下の記事で解説しています。
以下は国内BTOメーカーのマウスコンピューターの低価格帯ラインナップのノートパソコンです。国内メーカーなのでキーボードは日本仕様となっており、海外メーカーでキーボードが英語仕様だったなどのリスクが少ないです。海外メーカーのBTOパソコンでも日本語仕様のキーボード搭載品はたくさんあるので、hpとかLenovoとかのBTOメーカーでもキーボード配列の確認さえできれば特に問題ありません。
mouse B4-I1U01PG-B 79,800円(税込)~ 公式ページへ |
このPCの性能(スペック)は以下となります。
パーツ | カスタマイズ構成 |
CPU | インテル® プロセッサー N100 4コア / 4スレッド |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
ストレージ | 256GB (NVMe) |
HDMI端子 | あり |
無線ラン | Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 |
メモリ | 16GB |
モニター用パネル画素数 | 14型 液晶パネル (ノングレア) 1,920×1,080 (フルHD) |
PC重さ | 約1.33kg |
カメラ | 前面:100万画素( プライバシーシャッター付き ) |
バッテリー | 約 8.5時間 |
Office | なし |
価格 | 79,800円(税込み) |
インテル® プロセッサー N100の販売年は2023年です。そのほかのメモリやSSDストレージなどの要件もクリアしています。
N100はCeleronやPentiumを置き換える目的で販売されているCPUで性能はCeleronより上です。
これまでマウスコンピューターの低価格モデルにはUSBPD機能が無かったのでモバイルバッテリーから充電できなかったのですが、この機種ではUSBPD充電に対応し、モバイルバッテリーから充電ができます。
学校にモバイルバッテリーが持ち込めるかどうかは確認してください。
本体のバッテリーだけでも8.5時間もつと書かれているので、普通に使うならモバイルバッテリーなしでも十分でしょう。
このブログでBTOメーカーをおすすめする理由は以下をご覧ください。マウスコンピューターを推す理由も解説しています。
上の記事を見ればだいたいご自身でPCを選ぶ基礎知識は習得できると思います。
大学のBYOD【要求スペック高めです】
大学のBYODを見ていきましょう。まずは東京大学の場合です。
参考 東京大学のBYOD方針
パーツ | 推奨グレード |
CPU | Intel Core i5 相当または Apple M2 相当以上 |
OS | Windows または macOS の最新バージョン (Windows 11 または macOS 14) |
ストレージ | HDD 512GB または SSD 256GB 以上 |
ネットワーク | 無線LAN Wi-Fi 5 以上対応 (IEEE802.11ac 以上対応) |
メモリ | 8GB 以上 |
モニター用パネル画素数 | 1,920×1,080以上の画素数 |
ディスプレイ | 11 インチ以上 |
入力装置 | 物理キーボード (脱着式・分離型でも可) |
バッテリー駆動時間 (カタログ上の記載) | 15 時間以上 |
外部インターフェース | ヘッドホンおよびマイクが利用できること、カメラが使用できること |
自宅で必要なデータ通信 | 通信速度 1Mbps以上、通信量50GB/月以上 |
大学では調査や技能習得のため本格的にパソコンを使うのでさすがに一般企業で利用される程度の性能が求められます。
CPUはCore i5以上、メモリも8GB以上、バッテリーも一日中パソコンを学内で使用することを見越して15時間以上とかなりハイスペックが要求されています。
次は関西大学の場合です。(参考:パソコン等の推奨仕様について)
形状 | ノート型 PC やタブレット型 PC など、持ち運びが可能であること |
重量 | 軽量かつ薄型であること。 毎日持ち運ぶのであれば、1.3kg 以下をお勧めします |
無線 LAN | IEEE 802.11 a/g/n/ac/ax のいずれかに対応 |
キーボード | レポート作成などを考えれば、ハードウェアキーボード(物理的なキーボード)が利用可能であること。着脱式や外付けのキーボードでも可 |
バッテリ駆動時間 | カタログ値 10 時間以上 |
OS(オペレーティングシステム) | Microsoft Windows 10 以降 もしくは macOS (最新版または最新版にアップデート可能であること) |
CPU | クアッドコア 2 GHz 以上 (第 11 世代以上 Intel i3/i5/i7 または AMD 同等) もしくはApple M1/M2 チップ |
メモリ | 8 GB 以上 |
内蔵記憶装置 | SSD(ソリッドステートドライブ)または HDD(ハードディスクドライブ) 256 GB 以上。SSD は HDD と比べて価格は高めですが、高速で消費電力が低く耐久性に優れるためお勧めします |
カメラ・マイク | カメラ、マイクを利用できること |
関西大学と東京大学では多少要求仕様が異なります。バッテリーは10時間に緩和され、CPUもIntel i3とAMD CPUとMac M1まで許容されます。
とはいえ高校のBYOD用の仕様よりはかなり上級の性能が要求されています。OSにWindows10がOKとありますが、CPUが「第 11 世代以上」とあるので中古品もかなり利用可能な端末は限定されるでしょう。CPUにクアッドコア(つまり4コア)以上とあるので、安い製品でデュアルコア(つまり2コア)の製品を選ばないよう注意しましょう。
要するにある程度高い・新しいパソコンじゃないと要求水準を満たしません。ただしバッテリー駆動時間は10時間程度のパソコンが多いので、関西大学のBYOD方針ではより一般向けの端末が利用可能です。
以下ではマウスコンピューターでこの要件を満たす、おすすめパソコンをご紹介します。
mouse F4-I5U01CG-A 99,800円(税込)~ 公式ページへ |
性能は以下となります。
パーツ | カスタマイズ構成 |
CPU | インテル® Core™ i5-1240P プロセッサー 12 Cores (4 P-cores 8 E-cores) / 16スレッド |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
ストレージ | SSD 256GB (NVMe) |
HDMI端子 | あり |
無線ラン | Wi-Fi 6対応 ( IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n 最大2.4Gbps対応 ※連続160MHz帯域 Wi-Fi 6対応機器が必要 ) + Bluetooth 5 内蔵 |
メモリ | 8GB |
モニター用パネル画素数 | 14型 液晶パネル (ノングレア) 1,920×1,080 (フルHD) |
PC重さ | 約1.37kg |
カメラ・マイク | 前面:100万画素( Windows Hello対応 ) デュアルアレイマイク(内蔵) |
バッテリー | 約 10時間 |
Office | なし |
価格 | 99,800円(税込み) |
東京大学のバッテリーだけはクリアできませんが、関西大学の要求仕様はクリアしています。
Core™ i5-1240Pは第12世代です。PコアとEコアという仕組みで処理性能を向上させています。コアも12個あります。バッテリーも10時間対応です。14インチなのでモニターを見るのも持ち運ぶのもちょうどよいでしょう。小さすぎるモニターは高解像度だと細かすぎて見るのが大変な場合があります。
東京大学のスペックだとマウスコンピューターでは一般向けではありませんが、法人向けのPCに条件を満たすものが存在します。個人で購入も可能です。もし購入するならカスタマイズの際に「個人向け」にチェックを入れましょう。OSもカスタマイズでWindows11 ProではなくWindows11 Homeにできます。
MousePro G4-I5U01BK-A 162,250円(税込)~ 公式ページへ |
パーツ | カスタマイズ構成 |
CPU | インテル® Core™ i5-1235U プロセッサー 10 Cores (2 P-cores 8 E-cores) / 12スレッド |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
ストレージ | SSD 256GB (NVMe) |
HDMI端子 | あり |
無線ラン | Wi-Fi 6対応 ( IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n 最大2.4Gbps対応 ※連続160MHz帯域 Wi-Fi 6対応機器が必要 ) + Bluetooth 5 内蔵 |
メモリ | 16GB |
モニター用パネル画素数 | 14型 液晶パネル (ノングレア) 1,920×1,080 (フルHD) |
PC重さ | 約1.09kg |
カメラ・マイク | 前面:100万画素 (Windows Hello対応) デュアルアレイマイク(内蔵) |
バッテリー | 約 23.5時間 |
Office | なし |
価格 | 162,250円(税込み) |
Core™ i5-1235UはIntelの第12世代CPUです。
かなり高額と思われるかもしれませんが、バッテリー15時間以上というノートパソコンはあまりラインナップが多くなく、このバッテリー要件を満たすPCの中では他社と比べても安い部類と思われます。
ただし見た目がどうしても法人向けのブラックしかないので、大学で持ち歩くならたとえさらに高額でも、他社の富士通やNECなどの国内大手のBTOではないメーカーのPCを選んだほうが満足度が高いかもしれません。
予算があるなら一応マウスコンピューターでもクリエイター向けPCのハイスペックモデルにバッテリー15時間以上のものも存在します。
USB PDでモバイルバッテリーを使えば解決する場合もある
以下の記事でUSB PDに関して書きました。
USB PDはUSB type-c端子でノートパソコンを充電できる仕組みで、10,000円程度のUSB PD対応モバイルバッテリーでノートパソコンを一回フル充電にできます。
これによって10時間程度の駆動時間のパソコンでも倍の20時間程度駆動可能となり、バッテリーの問題がある程度解決します。
ご興味がありましたら上の記事もご一読ください。
まとめ【色々調べてみるのもICTリテラシーの第一歩です】
今回はマウスコンピューターのPCを中心にBYOD対応PCをご紹介するという内容でした。
マウスコンピューター以外にも海外BTOメーカー、中古品などを詳細に調査すればさらに安いものが見つかるはずです。
マウスコンピューターをご紹介したのは、国内メーカーで入手しやすく、それなりに安いし性能もよいという条件に合致しているためです。
ともあれご自身でいろいろ調べて検討することでパソコン技能の向上が見込めます。どういうパソコンなら目的の性能になるのか、社会人になったら自分でパソコンを選ばなければいけません。
そのときに自分で用途に合った性能のパソコンを調達することが必要です。パソコン選びをするというのはその第一歩です。ご自身でいろいろ調べてみるのも大事です。
今回の記事がパソコンを選ぶ学生の方々の何かのきっかけになれば幸いです。
そうはいっても筆者ならこれを選ぶ、くらいの厳選したものを紹介しています