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パソコン選びの新常識?PコアとEコアを解説

今回はIntelのCPUで最近採用されているPコアとEコアについて解説していきます。

一昔前までは「4コア8スレッド」など単純な数値でだいたいの処理能力が判断できました。

とにかく数値が高ければ性能が良いと判断できたよね

ところが最近のIntelのCPUにはPコアとEコアという概念が登場し、単純に「4コア8スレッド」と記載されていても中身がPコア4つなのか、Eコアが何個か混ざっているのか判断しにくくなりました。まあスレッド数が単純にコア数の2倍ではなければEコアが混じっていると判断できますが、それでもPコアとEコアの比率がどのくらいかは直感的に判断できません。

そもそもPコアとEコアって何なのかよくわからずにパソコン選びをするという状況も想定されます。

そこで今回はPコアとEコアについて初心者向けに解説して、パソコン選びの一助としていただければと考え、記事を作成しました。PコアとEコア搭載のおすすめノートパソコンなども紹介していきます。この記事ではBTOメーカーのマウスコンピューターの機種中心に紹介します。私も2年以上マウスコンピューター製のノートパソコンを使っていますが、不便もなく快適です。

それでは始めていきましょう。

目次

そもそもPコアとEコアとはなんなのか

Pコアはパフォーマンスコアと呼ばれる高性能なコアです。Eコアとは高効率コアと呼ばれる低消費電力でマルチスレッドを得意とするコアです。

EコアでOSのバックグラウンド処理や動画エンコードなどのCPUを長時間だらだらと使うような処理を担当します。

Pコアでゲーミング時の高負荷処理などを担当します。

性能だけ考えれば全部Pコアにしたほうがいいんじゃないの?

確かにそうかもしれないけど、Eコアの大きさというのがポイントなんだ。

EコアはPコアの4分の1くらいの大きさで、Pコア一つの場所にEコアが4つほど置けるんだ。

だからPコアが8個置けるスペースにそのままPコアを8個置くと「8コア16スレッド」になるけど、Pコアを6個、Eコア8個の構成にすると、14コア20スレッドになるよ。

Eコアを入れるとコア数とスレッド数が増える!

14コア20スレッドの算出方法がわからないんだけど?

Pコアにはハイパースレッディングという機能が付いているよ。この機能は今までの4コア8スレッドなどのPコアとEコアが登場する前からの技術で、一つのコアで二つのスレッド、つまり一つのコアで2つのコアのようなふるまいをするんだ。

ハイパースレッディングはEコアには搭載されていないんだ。だからEコアは一つのコアで一つのスレッドしかできない。

つまりPコア6つでEコア8つの構成だと、Pコアで6コア12スレッド、Eコアで8コア8スレッドとなり、合計すると14コア20スレッドになるという計算。

14コア20スレッドのように、Eコアを適切な個数搭載すれば、8コア16スレッドが14コア20スレッドまで伸びるよ。

Eコアのメリット

Pコアだけの構成だとOSのバックグラウンド処理(要するにOSを動かす基本的な処理)にもPコアを使わなければいけないから、ゲーミングなどの重い処理をしていてると、OSに割り振るPコアがゲーミングに使うPコアを圧迫して、実際はPコアをすべて使えないという状況になります。

そこで登場するのがEコア。Eコアはバックグラウンド処理などの重くはないけどずっとCPUを使い続けるような処理ができます。そういう処理にEコアを使って、重い処理にはPコアを使うことで、Pコアを最大限利用することができるようになります。

実際Eコアの8コア8スレッドもあればOSは十分動きそうだよね

またEコアは高効率コアで消費電力が低いので、それをOSのCPUを常時使っているようなタスクに割り当てることで、CPUの消費電力を低く抑えるという効果もあります。

最近のCPUはNPUが鍵

PコアとEコアを解説してきましたが、最近のIntelのCPUで注目すべきなのは「NPU」です。

これはノートパソコンなどのローカルPC(つまりAIをクラウドで処理しないPC)でAIをクラウド無しで実行するための新たなプロセッサです。

CPU、GPUとは違い、AIを効率的に処理する機能があります。

NPU搭載PCはまだ市場に出始めたばかりですが、段々とローカルでAIと会話するような時代になってくるかもしれませんね。

PコアとEコアの技術は継続するかどうかは未知数ですが、今の所PコアEコア混成のCPUとNPUをバランス良く使うという方針のようです。

実際NPU搭載のCPUとしてIntel®Core™Ultra 5processor125UではPコアが2つ、Eコアが8つ、LPEコアが2つの12コア14スレッドです。

LPEコアというのが最近のCPUには搭載されており、Eコアをさらに低消費電力にしたようなコアです。

LPEコアによって負荷の少ないタスクの電力消費などが大幅に削減できるので、ノートパソコンのバッテリーがより長く持ちます。

AI搭載パソコンの活用は始まったばかりですが、「キラーコンテンツ」が出てくると、CPUのPコアとかEコアを効率よく使うのは当たり前であとはどのくらいNPUが優れているかという勝負になってくるかもしれませんね。

マウスコンピューターのPコアEコア搭載のおすすめノートPC

ここからはPコアとEコアを採用したノートPCをご紹介します。

マウスコンピューターとVAIOのノートパソコンです。マウスコンピューターは普段遣いで様々な用途でも耐えうるCore-i5モデルを、VAIOはブログ執筆のときに必要十分な性能のCore-i3モデルをご紹介します。

一般用途では困ることはほぼない【mouse F4-I5U01OB-A】

mouse B4-I5U01SR-A

129,800円(税込)~

公式サイトへ
OSWindows 11 Home 64ビット
CPUインテル® Core™ i5-1335U
10コア12スレッド
2 P-cores 8 E-cores
グラフィックスインテル® Iris® Xe グラフィックス
メモリ16GB
SSD500GB (NVMe)
無線LANWi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠
+ Bluetooth 5内蔵
パネル14型 液晶パネル (ノングレア)
保証期間3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート
価格129,800(税込)~

インテル® Iris® Xe グラフィックスの方がインテル® UHD グラフィックスよりかなりグラフィック関連の性能が良いです。

2つのPコアと8つのEコアを搭載したモデルです。

重量も約1.41kgと軽量の範囲。

バッテリーもアイドル時で約10時間もちます。

普段使いでインターネット検索、文章作成、エクセルなどでの計算をするなら十分のスペックです。

またUSBPD入力に対応しており、モバイルバッテリーでの充電に対応します。

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ブログ執筆には十分な性能【mouse F4-I7I01OB-A】

VAIO F14

134,800円(税込)~

VAIO公式
パーツカスタマイズ構成
CPUインテル® Core™ i3-1315U
6コア / 8スレッド
(2P-cores 4 E-cores)
OSWindows 11 Home 64ビット
ストレージSSD 256GB (NVMe)
HDMI端子あり
無線ランIEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax準拠
+ Bluetooth® 5.1準拠
メモリ8GB
モニター用パネル画素数14.0型ワイド(16:9)アンチグレア
Full HD 1920×1080
PC重さ約1.34kg
Officeなし
価格134,800(税込み)

CPUにCore™ i3-1315Uを搭載しています。6コア8スレッドあるのでブログに使うには十分です。

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やや高価ですが、性能は十分。USB PD充電対応で外出先でバッテリー切れを心配しなくてもモバイルバッテリーから給電できます。モバイルバッテリーとUSBケーブルの選び方は以下の記事を参考にしてみてください。

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重量も1.5kg以下で持ち運びやすいです。

画面が14型なので持ち運ぶためのPCバッグもコンパクトになります。

もし大学生でパソコンをお探しなら

もし大学生のパソコンをご検討中なら以下の記事も参考になるかもしれません。

まとめ

今回はIntelの最新CPUで採用されたPコアとEコアについて初心者向けに解説しました。

Eコアを導入することで、CPUが処理する内容に応じてコアを使い分けて、高性能を実現するというのがPコアとEコアの役目です。

ノートパソコン選びの一助になりましたら幸いです。

CPUは進化しているんだね~

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