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今回はSEO上有効とされているトピッククラスターモデルについて解説します。
トピッククラスターモデルというのは内部リンクの貼り方に関する戦略の一つです。
当サイトでは過去に内部リンクの貼り方について解説しました。

この中でトピッククラスターモデルについて「サラッと」解説しましたが、具体的にどうやって作るのか、その注意点は何かという点に関しては解説していませんでした。
そこで今回はトピッククラスターモデルについて詳細に解説して、ブログの運営においてヒントとなることを目指します。
トピッククラスターという構造は、一つのピラーコンテンツに対して複数のクラスターコンテンツを内部リンクで繋ぐ構成のサイトのことです。
例えば「野球」という抽象概念について網羅的に書いた記事がピラーコンテンツ、「打撃」「投球」「走塁」「バント」「トレーニング」などの個別の詳細解説記事がクラスターコンテンツとなります。
つまり木に例えると「打撃」「投球」「走塁」「バント」「トレーニング」という「枝葉」の内容がクラスターコンテンツで、「野球」という「幹」の内容がピラーコンテンツとなります。
普通「野球」に関して網羅的に記述した一つの記事で検索上位を取れることはほぼありません。
しかしピラーコンテンツとクラスターコンテンツを内部リンクで結ぶとピラーコンテンツにリンクが集中して結果的にピラーコンテンツの検索順位が上がりやすくなると言われています。
やみくもに記事を書いて結ぶより、意図的に「枝葉」と「幹」を分けて記事を作り、適切に結ぶことでSEOを有利に進めようという発想です。
内部リンクの効果が出るのは「有益なサイト」を「自然な文脈」で結んだときのみです。
低品質な記事にリンクを集めても意味ないですし、文脈が無く唐突に内部リンクを結んでも意味がありません。
リンクに文脈を与えてください。リンクの前後にある文が重要になるため、全体としての文章に注意を払うようにしてください。リンクのすぐ隣にリンクを配置しないでください。読者がリンク同士を識別しにくくなります。また、それぞれのリンクの前後のテキストが失われることになります。
Google検索セントラル, Google のリンクに関するベスト プラクティス
低品質な記事にリンクを集めるというのはドアウェイページ(誘導ページ)と言う手法を言っています。
例えば日記みたいな200文字くらいの投稿のような記事を量産し、そこにアフィリエイト上有益な収益記事へのリンクを貼る、みたいなことをすると、たしかに収益記事にはリンクが集まりますが、SEO上は全く意味が無いということになるということです。
誘導ページかどうかは、たとえば、以下のような項目に基づいて判断されます。
Google Search Central Blog, 誘導ページについて、品質に関するガイドラインを更新しました
- 検索エンジン用に最適化することでサイト内の有用なコンテンツや関連性の高いコンテンツにユーザーを案内することを目的としているか。そうである場合、そのページがサイトのユーザー エクスペリエンスに不可欠か。
- ページのコンテンツが極めて具体的であるにもかかわらず、一般的なキーワードで検索結果の上位に表示されることを目的としていないか。
- 検索トラフィックを増やすことを目的に、そのページにサイト上の既存の項目(場所や商品など)をまとめたコンテンツを繰り返して掲載していないか。
- コンテンツや機能において独自の価値はなく、単にお金儲けのためにユーザーを別のページに誘導することのみを目的に作成されたページではないか。
- ページが「孤立」して存在していないか。サイト内の他の場所からそのページへの移動が困難または不可能ではないか。検索エンジンのためだけに、サイト内の他のページやサイトのネットワークからそのページへのリンクを作成していないか。
つまりまとめ記事として「野球」の記事を書いてそれにクラスターコンテンツの内部リンクを集めても、そのまとめ記事自体に価値があるようにしなければいけないということです。
このピラーコンテンツをあえて作る価値があることをピラーコンテンツ内の内容で証明しないことには単なるまとめ記事と評価され、検索ランキングの上位表示は遠のきます。
Googleは学術論文の引用論文数を参考にシステムを作っていると考えられ、その場合の「自然な引用」というのは考慮していると思われます。
自然な引用というのは多くの場合、「論文の主テーマ」があったときに「これまでの歩みで重要だった核となる内容」に関して説明するときに用いられます。
自分がこれから述べる主張に関してそれを引用するのが必要不可欠だと判断するから引用するし、それが多くの論文で行われればそれは学術研究の歩みの中で核となる重要な内容だったと考えられます。
つまりそういう核となる論文というのは単なるまとめ記事ではないわけです。
だからここにトピッククラスターモデルの注意点があって、まとめ記事を上位表示させようとしてクラスターコンテンツの内容を見出しにしてクラスターコンテンツに誘導しているだけの記事というのはなかなか評価されにくいということです。
論文には「課題」や「問い」などの明らかにすべき内容があります。「野球」に関してピラーコンテンツを作るというときも、「野球」という抽象概念で考えたときの「課題」というものを設定してそれを明らかにする。
その過程でそれまで培ったクラスターコンテンツの内容を内部リンクで引用する。
でもピラーコンテンツの結論としてはそれまで明らかになっていなかった何かが明らかになっていたり、何らかのお悩みが解決している。
そんなピラーコンテンツが求められていると考えられます。
まずキーワード選定を行って「抽象概念」か「具体例か」に分けます。
例えば「SEO」というキーワードを狙うなら「内部リンク」「ドメインパワー」と言った内容が具体例、「SEO」は具体例が集まった抽象概念だとわかります。
抽象概念は後々やるということでキープしつつ、枝葉に相当するクラスターコンテンツを作り始めます。
それらはちゃんとキーワード選定して個人ブログならロングテールキーワードで上位表示できているようなものが望ましいです。
最低でもインデックスされているようにしましょう。
キーワード選定に関して解説した以下の記事も参考にしてください。

その後、ピラーコンテンツを作ります。できればキーワード選定のときに「ロングテールキーワードの中でも検索ボリュームが多くて抽象的なキーワード」を狙うと良いでしょう。3語キーワードより2語、1語のロングテールキーワードを狙います。
ピラーコンテンツは以下のような注意点で作ってください。
やっていることはこれだけですが、高品質のコンテンツを作ることを求められるので、それなりに大変です。
トピッククラスターモデルと同じような内部リンク構造になる場合がもう一つあります。
それは「クラスターコンテンツ」に相当する枝葉の記事を他のコンテンツで何回も呼び出すというものです。
例えば当サイトではレンタルサーバーについて色々な記事を書いていますが、一つの具体的なレンタルサーバーの詳細解説を行うと、「レンタルサーバーのおすすめ」とか「WordPressの始め方」などの記事のところで何回も「〜サーバーがおすすめ」と紹介できます。
そういう何度も他の記事で使う記事は「SEOが大変そうだから書かないでおこう」ではなくて、ちゃんと書いておいて、他の記事で使いまわすとトピッククラスターモデルのような効果が得られてSEO上有利になって、いつのまにか上位表示されていたということもあり得ます。
結局内部リンクをそのクラスターコンテンツに集めているのでSEOで有利なんです。
クラスターコンテンツのような内容でも使いようによってはピラーコンテンツのような役割にできる場合があるので、「抽象概念」だけがピラーコンテンツとはせずに、関連する記事を内部リンクで自然に結ぶという基本は常に意識しておきましょう。
思っても見なかった記事がピラーコンテンツに化ける場合があります。
トピッククラスターモデルはSEO対策の一つですが、SEOに取り組む理由はブログで収益化したいから、つまりアフィリエイトで収益化したいからです。
アフィリエイト自体の基本やトピッククラスターモデル以外のSEO対策などを以下の記事でまとめているのでよろしければご覧ください。

今回はSEO上有効とされているトピッククラスターモデルについて解説しました。
ピラーコンテンツの作り方に注意点があるので気をつけましょう。

あくまで自然な文脈で記事を内部リンクで繋ぐのが重要です