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今回は理系大学生におすすめのプリンターの選び方という内容で解説します。
結論から言えば無くてもなんとかなるけどあると非常に便利というのが答えです。
以下自宅プリンターがあったほうがいい場面の代表的なものを挙げます。
大学生とプリンターについては以下の記事で網羅的に解説しているのでよろしければご覧ください。

特にコスパで言えばたくさん印刷すれば自宅プリンターのほうが有利です。
大学生活全体で大学生が印刷する用紙の枚数は約7630枚くらいです。(参考:エプソン販売株式会社, 【大学4年間のプリント実態調査】大学生活で紙を何枚プリントする?平均プリント枚数は 7,630枚 に!)
例えば最もお得になるエコタンク方式のインクジェットプリンターでは、モノクロで7630枚の総コスト:42303円:コンビニだけでは152600円。カラーで7630枚の総コスト:46118円。コンビニだけでは381500円というかなりの差になって現れます。
詳しい計算は上の記事をご覧ください。
ただこの話は大学生の文系理系双方を考えた一般的な話なので、じゃあ「理系」の場合どういうメリットがあるのか、という点が知りたいと思います。
私は理系大学卒なので、理系大学のカリキュラムはよく知っています。
その中で「プリンターをこういう活かし方で使えば便利だったよなぁ」という内容を今回はまとめていこうと思います。
参考になりましたら幸いです。
理系の一般的な話をします。建築系とかは図面を頻繁に印刷するでしょうからむしろプリンターは必須で迷わないと思いますが、工学系とかだと「本当に使うのかなぁ」「どんなときに使うのかなぁ」と疑問に思うと思います。
ざっと理系の学部生の4年間の学習スケジュールをご紹介します。そこで印刷をするという用途を解説します。
基本的に専門科目もやりますけど、高校の授業みたいな座学が多く、テキストもあるし、授業の内容をノートに書いてテスト前に覚えるくらいでなんとかなります。
講義資料がオンライン配布だったりすると印刷して授業に持っていく機会もあるでしょうね。
また教養科目がたくさんあるので、それらのレポート作成のときに文献調査が必要でそのときに論文を印刷して書き込むなんて使い方もあります。
テスト前に先輩から過去問のPDF化した資料が流通して、そのデータをもらったりしたら、印刷して書き込みながら解くなんて使い方もありそうです。
ただ印刷用途としては主に以下の2つとなるでしょう。
確かに今の大学生はオンライン配布の資料をiPadに入れて、iPadで授業を受けながらiPadに書き込むなんてことも多いです。
iPadでの学習について解説した以下の記事もご覧ください。

ただiPadは便利ですが高額なので、正直必要な資料を都度印刷したほうが総合的なコストは低いことが多いです。
例えばiPad(A16)なら58,800円です。
さらに使い勝手が良い、iPad Air13インチの場合は128,800円程度です。
Apple 13 インチ iPad Air (M3)。
13インチディスプレイで高画質・大画面。PDF資料が見やすい。
画面が大きく書き込めるスペースが多いので講義ノートをとるなら11インチよりやや有利。
128GBでたくさん保存可能。
Apple Pencil Proが使用可能で本体にマグネットでくっつけるだけでペアリングと充電が可能。
重さ約616g。
128,800円 税込(2026年1月29日時点)
エコタンク方式のインクジェットプリンターの大学生活全体のコストは上で挙げたように46118円程度です。
最安値のiPad(A16)の58,800円よりもコストは低いですよね。
しかもiPadよりも実際に印刷したほうが頭に情報が入ります。
これは慣れというより脳の性質でそうなります。(参考:コンピューターマネージメント株式会社, 【実は脳に問題が?】ペーパーレスはなぜ頭に入らないのか|脳科学から見た理由を解説)
個人的にも印刷した資料のほうが頭に入るので、論文を読むときは「これは重要」と判断したものは印刷しています。
まずモニターの解像度がモニター特有の「粗さ」を持っていて、印刷した資料の文字より読みにくいのです。
細かい部分はモニターだと都度拡大縮小機能を使うことになり、その画面遷移も頭に入りにくくする原因です。
このように勉強を効率化したいならペーパーレスよりもあえて印刷して文献を読んだり物理的に保管しておいたほうが効率が良いというのが私の感覚としてあります。
なお学部で文献調査なんかするの?という疑問もあると思います。高校までの感覚で言えば答えは教科書のどこかに書いてあって、それを抜き出して紙にまとめればいいですよね?
でも大学のレポートは文献調査めちゃくちゃやります。少なくても「受かる」クオリティのものを作ろうとすれば最低でも以下の2つのサイトで相当数のPDFファイルを読むことになるでしょう。
ここで調査してレポートに参考文献として引用した文献は印刷して使い倒しましょう。書き込んでもいいですし、紙で印刷して読み込んだほうが頭に入ります。
もし上の論文検索サービスで無料のPDFが読めなくても、見たい論文のタイトルと執筆者と掲載誌の情報をメモして大学図書館の「文献複写サービス」を利用すればほしい文献にアクセスできます。
無料じゃない文献はそれだけ有料にしても価値がある文献なのでレポート作成の肝になりやすく、文献複写サービスで入手するとレポート評価がかなり上がる可能性が高いです。
そうやって入手した文献は大きなファイルで年ごとに印刷して保管しておきましょう。本棚にでかいファイルがあると壮観ですよ。
この文献調査ができると3年生のゼミと4年生の卒業研究がめちゃくちゃやりやすくなるので、1年〜2年生のときにちゃんと文献調査してレポートを書くテクニックを習得しましょう。
ゼミも卒業研究も規模の大きなレポートなので、普通のレポートが書けないと本番で「詰んだわ」となりやすいんですよね。私の卒業研究のときも同じ学部学科でそんな感じになってた人が一定数いました。
3年になると教養科目も少なくなってきて専門科目とゼミが始まることが多いです。
専門科目は基本的にあんまりレポート書きません。まあ講義資料を印刷して授業に持っていくことはあるかもしれませんけどね。
3年生で特徴的なのがゼミです。
ミニ卒業研究みたいなことをします。
配属された研究室ごとにテーマを与えられるので、そのテーマに応じた「課題」を見つけてそれについて実験したり調査したりしてその解決を目指します。
これって基本的に規模の大きなレポート作成なんですよ。
まず課題を見つけるために文献調査して、そのときに文献を印刷する機会があります。
印刷しなくてもできますけど、印刷したほうがはかどります。
資料の共有も印刷したものを大学に持っていってメンバーに配ればPDFファイルをお互いに配るという手間が無くなって効率が上がります。
自分だけ使った文献を印刷してそれをメンバーに回すだけでもいいです。
あとは課題発表のときに研究室でミニ発表会みたいなことをすると思いますが、そのときにパワーポイントを印刷するときがあります。
まあこれは研究室のプリンターが使えることが多いので問題はあまりないと思いますけど、テストで家で印刷してみたいなんてときにプリンターがあると便利ですね。
忙しいときに夜間と休日出かけずに印刷できるので。
私は大学時代に雪や豪雨の中、印刷のためにコンビニに深夜や休日に往復20分かけて移動して印刷していましたけど、辛かったですね。
インターンシップ用の提出資料をスキャナーで読み取って相手先の企業に送信するとかも必要になるので、地味に家にプリンターとスキャナーとコピー機が合体した機械である複合機があるかどうかが重要だったりもします。
基本的にあんまり授業も無いのでプリンターを使う機会がないかもしれませんが、卒業研究で設定されたテーマで自分の課題を見つけるときにレポート作成と同じ手順で文献調査するので、やはりプリンターに必要な文献を印刷して読み込んだり書き込んだりする機会はあります。
研究室のプリンターもタダではないので、印刷しすぎると怒られて使用禁止にさせられます。
私の所属した研究室ではメンバーが印刷しすぎるから自分で印刷してくださいと使用禁止になりました。
やはり必要な文献は自分で印刷しておいたほうがいいでしょう。
卒業論文の印刷で100枚くらい一気に印刷する可能性もあるので、「困ったときの自分用プリンター」となる可能性は高いですね。
卒業研究の時期に「全部大学のプリンターとかコンビニプリント!」と100枚くらい印刷しようとするとその時期は同じ考えの人が商用のコピー機に殺到して紙やインク・トナーが無くなって印刷不可になったりするリスクもありますし。
ここまで書くと理系の学生生活では文系ほどレポート課題が無いので印刷機会は少ない可能性が高いです。
ただここまで述べたように「自分用のプリンターが無くて致命的な状況になる」リスクはあります。
コスト的にも無理してiPadを買うより安く済む可能性が高いので、自分用のプリンターを用意して「使い方を知った上で」使うと有効活用できるでしょう。
文献調査の方法が身についていない状態で学部4年生になる人が理系だと多いです。
いきなり卒業研究で文献調べましょうみたいになって詰む人が結構います。
プリンターを使いこなして1年から2年生までに文献調査とレポートの書き方を身につければゼミも卒業研究も怖くありません。
頑張ってレポート作成の技量を身に着けましょう。
レポート作成に関係あるような文章術の記事も書いたのでそちらもご覧ください。課題の見つけ方は情報収集のときに色々な文献が設定した「課題」を集めて自分なりに考えてみるといいでしょう。


ここからはおすすめのプリンターをご紹介します。
エプソン プリンター A4インクジェット複合機 EW-056A カラリオ Wi-Fi テレワーク向け 4色 独立型 2024年モデル。
8,665円 税込(2026年1月14日のAmazon価格)
EW-056Aは普通のインクジェットプリンターです。
初期投資が少ないので、あまり印刷機会がない理系学生にはいいかもしれません。損益分岐点は以下となります。カラー印刷の損益分岐点が低いのが特徴です。
実際は印刷するときにヘッドクリーニングという詰まり防止のインクを使った洗浄を行うのでインクコストがもう少し上がります。
損益分岐点よりもう少し多めに印刷することで元を取ることが可能でしょう。
これ以降損益分岐点とかを載せますけど詳しい計算過程は以下の記事をごらんください。

ただしエコタンク方式よりインク代が高いので、7000枚近く印刷することを考慮するとトータルの出費ではエコタンク方式のほうがお得です。
次がエコタンク方式のインクジェットプリンター。
エコタンク方式は本体をやや高めに設定してインク代をその分値下げするビジネスモデルなので、インクコストが低く、たくさん印刷すれば普通のインクジェットプリンターよりかなりお得です。
損益分岐点は以下となります。
普通のインクジェットとエコタンク方式のインクジェットの7630枚印刷したときのトータルの料金は以下となります。
本格的にプリンターを活用して大学生活を送りたいという目的があるなら最初にエコタンクのインクジェットを買ってしまったほうが最終的にはお得です。
次がモノクロインクジェット。モノクロだけでも論文PDFはほぼ白黒でカラーのものが少ないので、特に問題ない場合が多いです。ただしスキャンとコピーはできないのでご注意を。
エプソン プリンター A4 モノクロ インクジェット ビジネス向け PX-S155 コンパクトサイズ 省スペースデザイン 文章印刷 Wi-Fi 有線LAN シンプル機能。
8,500円 税込(2026年1月14日のAmazon価格)
モノクロインクジェットのスキャンとコピーにも対応した複合機なら以下のようなものがあります。スキャンはカラーでできるので便利です。コピーは白黒になりますが。
理系の場合、カラー印刷してレポートを提出する機会というのは少ないです。レポートに自分が撮影した写真を掲載する機会がほぼ無いからです。
それよりも理系の場合レポートに載せる表とかグラフとかの「データ」が重要です。表やグラフはモノクロで十分作成できるので、提出用レポートや資料もモノクロで十分となり、しかも1〜2年生のレポートで写真を撮影して提出するレポートというのは教養科目でもほぼありません。
なのでモノクロプリンターで十分だったりします。
モノクロインクジェットの損益分岐点は以下となります。エコタンクのPX-M161Tと通常カートリッジ方式のPX-S155の場合です。
モノクロインクジェットプリンターは特にカートリッジ方式で損益分岐点がカラー複合機より圧倒的に低いのがメリットです。
これが意味するのは少ない枚数印刷しても元が取れるということで、理系は文系より印刷機会が少ないと言いましたが、そのような理系の学生生活でもプリンターに投資した金額が無駄になりにくいというところが最大のメリットです。
カラー印刷がどうしても必要なら大学とかコンビニのプリンターを使えばいいわけですし。普段は自宅プリンターをお得に使えるのでコンビニに印刷に行く機会も抑えられるでしょう。
スキャンもコンビニでできるので、モノクロインクジェットのカートリッジ方式でもなんとかなると思います。
まあモノクロエコタンクインクジェットでもお得感は高いのでこっちもおすすめですけどね。
次がモノクロのレーザープリンター。
モノクロレーザープリンターは一見モノクロインクジェットより損をしそうに思いますが、実はヘッドクリーニングという起動するたびにインクジェット方式で行われるインクを使ったヘッドパーツの詰まり防止の洗浄が無いため、起動するたびにインクがちょっとずつ無駄になるという心配がほぼ無いです。
インク代がどんどんかかって辛いというのが自宅プリンターの最大のデメリットなので、そこに優しいのがレーザープリンターのメリットです。
またレーザープリンターはトナーという粉を焼き付けるような方式で印刷しているのでインクジェットプリンター特有の「インクのにじみ」が少なく、同じ資料を印刷しても文字がきれいに印刷されます。コンビニのプリンターレベルの印刷品質を求めるならレーザープリンターを購入したほうがいいでしょう。
ただし、トナーの廃棄は結構大変なので注意しましょう。自分でメーカーに送るとかが必要な場合もあります。家電量販店でもインクジェットのインクカートリッジは回収してもトナーカートリッジは回収していないなんて可能性もあるので注意が必要です。
家電量販店で使用済みトナーカートリッジを回収しているかどうかは一応お近くの店舗などに確認を取ったほうがいいでしょう。
まあレーザープリンターは普通に家電量販店で売っているので回収してもらえることが多いと思いますが、インクジェットほど回収店舗は多くないので一応気をつけてください。
カラーレーザープリンターもご紹介しておきます。
損益分岐点はカラーで664[枚]、モノクロで1291[枚]です。
まああんまりお得とは言い難いので印刷品質を求めるなら検討するくらいでいいんじゃないでしょうか。
あんまり大学への提出課題とかで高品質高解像度なドキュメントって必要ないような気もしますが…。
あと複合機じゃなくてプリント機能しか無いので、スキャンとコピーができないのも地味に痛いです。
今回は理系大学生におすすめのプリンターの選び方という内容で解説しました。
理系特有の使いどころというのはあんまりないですが、やはり大学生活で必要な場面はあるので、検討してみてはいかがでしょうか。

私がもう一度大学生やるならエコタンクのカラーインクジェットプリンターを購入してレポート作成のたびに論文を印刷して書き込みながら使いますね