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今回はスマホの機種変更のときにチェックすべき項目を主にOS(Androidのバージョン)中心にまとめていきます。私はAndroidを利用しているので、Androidの情報中心です。
端末情報の詳細を見ても何を言っているかわからないときがあるよね
この記事を読めば端末のスペック表の「OS」の部分を見たときになんとなく意味がわかるようになるでしょう。
OS
スマホの通販サイトを見るとOSの部分に「Android 12」「Android 11」などの表記があります。
そもそもOSってなんなのさ?
OSというのは「Operating System」(オペレーティングシステム)のことです。
WindowsとかMacOSという名前を聞いたことがあるかもしれません。簡単に言うと「プログラムを動かすための大きなプログラム」といった感じですね。
プログラムはそれ単体では動きません。プログラムを動かしたら結果を画面に表示したり、音を鳴らしたり、複数のプログラムを動かしながら別のプログラムを動かしたりする必要があります。
そういう動かしたいプログラムと人間の仲立ちをする大きなプログラムがOSです。AndroidというのはGoogleが開発したOSで、そのOSを色々なスマートフォンの開発元(SHARPとかOPPOとかSonyとか)が利用することで様々なアプリ(プログラム)が動きます。
Androidの後につく「12」とか「11」というのはAndroidのバージョンを表します。数値が大きい方が新しいです。
要するにアプリを動かすための装置(大きなプログラム)ってことだね
OSには消費期限がある
消費期限と書きましたが、要するに「使える期間」があるということです。
ずっと使えるわけではないの?
ずっと使えればほんとはうれしいんだけど、主に次の理由で利用できる期間が決まっているよ。
- セキュリティを確保するため
- 端末を交換してもらうため
セキュリティを確保するためっていうことから解説していきます。パソコンを利用していると、頻繁に「アップデートしてください」っていう通知が届きますよね。OSも結局はプログラムなので、セキュリティ上の問題がほぼ必ず見つかります。アプリが特定の状況で固まって動かなくなるのを修正するなんていうのは永遠のテーマなのです。もちろん悪いハッカーとのセキュリティをめぐるいたちごっこも。
そこでそれを修正するために二種類のアップデートという処理を定期的にする必要があります。その二種類というのが次の二つになります。
- 定期的なアップデート
- OSアップデート
定期的なアップデートというのはOSを構成するプログラムを修正する処理です。更新プログラムをインストールしてセキュリティの穴を埋めます。
OSアップデートというのがOSのバージョンを新しいものに変更するアップデートです。OSも一つのバージョンをずっと使い続けられればよいのですが、根本的な設計思想とか、OSの根本機能にセキュリティの穴があると定期的なアップデートでは対処できません。
そこでOSを根本から変えるような更新をOSアップデートとして提供するわけです。新しい機能が付いてきたりもします。
アップデートと端末の消費期限には結局どんな関係があるの?
問題になるのはOSアップデートです。OSはプログラムを動かす基盤となるソフトなので、新しいに越したことはありません。セキュリティ上も新しいOSを使うのが基本です。このOSアップデートというのは無期限で実行できるわけではないのです。
スマホには「このバージョンのAndroidまではアップデートできますよ」という期限が設けられています。それを過ぎるとスマホはAndroidのバージョンを上げられなくなります。
様々なアプリは最新のAndroidから下のこの世代までのAndroidまで対応しているというのがほとんどです。古いAndroidはセキュリティ上の穴があるので、使い続けると危険だからです。
するとアプリが対応していないので、OSが古すぎてアプリが使えなくなるという事態になります。
だから実質アプリが現在のスマホのAndroidで動かなくなるとスマホを使えなくなります。これが消費期限があるということです。
古いスマホでもOSアップデートすればいいじゃん
そうすればユーザーには都合がよいのでしょうけど、そうもいかない理由があります。
OSは端末の物理的なセキュリティと密接に結びついています。
例えばCPUという部品はスマホの色々な処理の中心的な役割を果たしますが、CPUで動くアプリに問題がなくても、CPUそのものにセキュリティの穴があるなんてこともあります。無敵のCPUというのはないのです。
そこで最新のセキュリティが担保されたCPUでしか新しいOSが動かないようになっています。
つまり新しいOSを使いたければ新しい端末を買ってねということです。
このほかの理由として、スマホの買い替えを促すために、OSのアップデートを少ししか実施せず、代わりに端末代金を安く提供して、安い端末を高頻度に買い替えさせるという売り方がされることがあります。他のスマホと料金を並べると一見安いように見えるスマホはOSアップデートの回数が短い傾向にあります。
安い価格にはそれなりの理由があるんだね
端末のOSのアップデート期間まとめ
代表的なメーカーの最新スマホのOSアップデート期間と端末代金をまとめてみました。キャリアの種類で若干変わりますけど、目安にはなるはずです。Androidは一年に一度OSアップデートがあると仮定します。
なおOSアップデート期間は一つの評価軸ではありますが、端末性能などに差があったりするので、一概に「OSアップデート期間が短いから買うべきではない」というわけではないので注意してください。アップデート期間が短くてもカメラがいいとか、ROM(保存容量)が多いなどありますのでよく検討しましょう。
端末名 | OSアップデート期間 | 価格 |
Pixel 7a (Google) | 3年(2026年まで) | 62,700円 |
Galaxy A54 5G (SAMSUNG) | 4世代(2025年くらいまで) | 74,730円 |
AQUOS sense7 (シャープ) | 2世代くらい(2025年までセキュリティアップデート) | 45,354円(※1) |
ソニーやOPPOなどのメーカーもありますが、厳密に何年OSアップデートを保証しているかという情報は見つかりませんでした。長期保証ならそれを売りにアピールするはずですから、それがないということは、多くて2世代くらいのアップデートにとどまるのではないかと思います。
またAQUOS sense7のOSアップデートはこれまでのsenseシリーズのOSアップデートの実績から2世代と予想しました。
価格が高いから購入を見送るというのも大切ですが、OSアップデートの期間にも注目すると、長く使えるかどうかという評価軸も見えてきますね。
まとめ
今回はスマートフォンのOSについて解説しました。
AndroidというのはスマートフォンのOSの一つで、アプリが動くかどうかを決める重要な要素です。
初期OSのバージョンは購入サイトなどに記載があるはずですから、そういうものを見て古すぎないOSを選ぶのが大切です。
OSのアップデート情報はあまり情報が無い場合が多いかもしれませんが、端末発売年のAndroidのバージョンから2世代くらいのアップデートを想定しておいた方がよいでしょう。例外的にGoogle PixelとGalaxyは「高いけど長い」と覚えておきましょう。
OSアップデートが提供されなくなっても、アプリはまだ使えるから落ち着いてね
実際のところ
- 暗号化されていない(繋げるWi-Fiの電波のマークの右に鍵マークが無い)フリーWi-FiとかホテルのWi-Fiとかに安易に繋がない
- パスワードを使いまわさない
- サイト閲覧時に変なポップが現れたらクリックしない
- 美味しすぎる(安すぎる)価格の通販サイトは避ける
- 変なメール(変なアドレスからの置き配関連とか)のリンクをクリックしない
こういったITリテラシーを身に着けることの方がOSのセキュリティを気にするより大事だったりします。ITリテラシーを身に着けたうえで新しめのOSを使うというのが基本です。
古いOSでもアプリは動く場合が多いので、すぐに交換する必要はありませんが、セキュリティ上のリスクを抱えてはいますので、早めの機種変更をおすすめします。