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AndroidスマホでPythonプログラムが動く~Termuxが便利

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はじめに

スマホをいじっているとたまに「AndroidでPythonが動かないかなー」と思うときがあります。

今回はスマホで「コマンドプロンプト」っぽいことができるアプリを紹介します。

その名は「Termux」。

linuxのコンソールがスマホで使えるというアプリです。

コンソールなのでPythonをインストールすることができます。

ちょっとしたプログラムを電卓感覚で使いたいというときに便利です。

Pythonファイルを保存しておいて、それをコンソールで使うように実行することもできます。

今回はその使い方を紹介します。

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TermuxにPythonをインストールする

TermuxはPlayストアで検索してインストールしてください。

インストールしたらTermuxを開いて次のコマンドを打ちます。

pkg install -y python

次にTermuxでファイルを編集するためにnanoエディタをインストールします。

エディタを使うことでpythonファイルを保存することができるので、特定のタスクを何度も計算するようなとき便利です。

pkg install -y nano

このままだとnanoエディタに行番号がなくて使いづらいので次のコマンドでnanoエディタに設定ファイルを作ります。

TermuxはデフォルトでTermuxのホームディレクトリから始まるのでcdコマンドでどこかに移動してから実行することは必要ありません。

Termuxを起動したディレクトリで操作してください。

touch ~/.nanorc
nano ~/.nanorc

するとnanoエディタで新規ファイルの編集画面になるのでそこに次のように入力します。

set linenumbers

ファイルを保存してnanoエディタを終了します。

ソフトウェアキーボードの上に「CTRL」とあるのでそこをタップしてから「o」を入力すれば保存できます。

その後「CTRL」を押してから「x」でnanoエディタは終了です。

簡単なプログラムを書いてみる

簡単なプログラムを保存して実行してみましょう。

ホームディレクトリで次のファイルを作って編集します。

nano sample.py

するとnanoエディタで編集ができるので次のコードを入力します。

今回は塩ビ管の体積を求めるコードです。

def convmm3(a):
 return a*0.001
def vol(a,b):
 return ((a/2)**2)*3.14159*b
a=float(input('diameter:'))
b=float(input('length:'))
print(convmm3(vol(a,b)))

aに塩ビ管の半径、bに塩ビ管の長さを入力します。

長さはmmで指定します。

出力はmlです。

プログラムを簡単に説明すると、convmm3関数が、mm3(立法ミリメートル)をml(ミリリットル)に変換します。

vol関数が円柱の体積を求めています。

input関数がコンソールで値を入力するための関数です。

半径と長さを入力することで容量が求められます。

プログラムをAndroidのソフトウェアキーボードで入力する際の注意です。

カンマ「,」とドット「.」の入力が少しとまどったので紹介しておきます。

左下にアルファベットと数値を切り替えるボタンがあるのですが、ドットを入力したいときは数値に切り替えて一番下のドットを押します。

カンマは数値モードでシフト(バーの上に上矢印のボタンです。大文字にするとき使います)を押すと右下のほうにカンマやシングルクオートの入力ボタンが出現します。

英字モードの一番下のドットなどのフリック入力では入力できないようなので一応紹介しました。

まとめ

今回はAndroidスマホでlinuxのコンソールを使うことができるTermuxというアプリを紹介しました。

ちょっと計算したいときにPCを起動せずにスマホで計算ができるというのは私的には便利です。

AndroidスマホでPythonを実行したいときには検討してみてもいいかもしれませんね。

※「3年前くらいのスマホを使っていて買い替えたい、でも予算はなるべくかけたくない」ならゲオオンラインストアの利用も一手。